【解説】AWSクラウドプラクティショナーとは?おすすめの勉強方法

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目次

AWSクラウドプラクティショナー(AWS CLF)とは

私自身AWSクラウドプラクティショナーに一発合格できました。合格体験記は別記事でまとめています。合格した経験をもとに、これからAWSクラウドプラクティショナーを受験する方におすすめの勉強方法をまとめます。

概要まとめ

AWSクラウドプラクティショナー(AWS CLF)とはAWS認定資格の1つであり、基礎・入門レベルの資格です。

AWSクラウドプラクティショナー試験の概要を表でまとめると以下の通りです。各リンクをクリックすると説明箇所に移動できます。

受験対象者AWS初心者、IT初心者
難易度基礎レベル、簡単
試験日いつでも受験可能
試験場所テストセンター、自宅
試験バージョンCLF-C01(9/19からCLF-C02に更新予定)
問題数65問
問題形式単一・複数選択
試験時間90分
受験料12,100円(11,000円+税)
有効期限取得した日から3年間有効
合格率非公開
合格点700/1000
よくある質問

受験対象者

AWSクラウドプラクティショナー(AWS CLF)の主な受験対象者は以下のとおりです。AWS CLFはAWSというクラウドサービスの概念、特徴、各サービス内容、用語の基礎的な理解が求められる入門レベルのAWS資格です。

  • 非IT系の職業でAWSクラウドエンジニアを目指されている方
  • AWSを活用したサービスの営業の方
  • AWSサービスをはじめて扱うエンジニアの方

難易度

AWSクラウドプラクティショナーの難易度は簡単なレベル、基礎レベルです。ただIT初学者の方にとっては馴染みのない言葉が多々でてくるため、難易度は高く感じることもあると思います。

AWS CLFの合格者(50名)の難易度感想を別記事でまとめているので、参考にしてください。基本的には各AWSサービスの特徴を押さえることで答えられる問題が多いですが、「簡単」よりも「難しい」と感じた合格者のが多いため、対策は入念にすることをおすすめします。

またAWS CLFのサンプル試験問題がAWS公式で用意されているので、実際に解いてみてご自身が感じる難易度を確認しておきましょう。自分のサイトも含めて「簡単」と言われていることを鵜呑みにせず、ご自身にとっての難易度を把握して受験対策を進めていきましょう。誰かが言ったことよりも自分の肌感を大事にしてください。

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試験日・試験場所

AWS認定資格の試験日はいつでも自由に選択できます。AWS認定資格はテストセンターと呼ばれる会場で受験します。テストセンターを予約する際にピアソンVUEというサイトから予約可能な試験日と時間帯を選ぶことで試験日の日程を決めます。

国家試験のように、試験日が定期的に決められた日程・時間帯ではなく、各受験者の都合のよい日程・時間帯で受験可能です。

ただしテストセンター(受験会場)ごとに受験可能な日程・時間帯がある程度決まっており、先着順で予定が埋まっていくため、早めに受験日を確定して予約することをおすすめします。

試験バージョン

AWSクラウドプラクティショナーは2023年9月19日から新バージョン(CLF-C02)に試験のアップデートがされました。

試験バージョンの変更点は別記事で詳しくまとめていますので参考にしてください。簡潔にいうと、試験範囲がかなり増えるので旧バージョン(CLF-C01)の間に受けるのがおすすめです。

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問題数・問題形式

AWSクラウドプラクティショナー(AWS CLF)の問題数は65問で、単一・複数選択形式で出題されます。例えば、単一形式であれば4つのうちから1つの解答を選び、複数選択形式であれば4つのうちから1つ以上の解答を選んで答えます。

わからない問題はチェックマークをつけて後回しにしたり、あとで戻って解答できます。

問題形式はAWS CLFのサンプル試験問題を解いてみるのがおすすめです。より実践形式に近いAWS公式の模擬試験を受験するのもおすすめです。

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試験時間

AWSクラウドプラクティショナー(AWS CLF)の試験時間は90分です。問題数は65問なので、1問当たり1分10秒程度で解答する必要があります。

試験時間が不足することはあまりないので、しっかりと問題文と選択肢を精査しながら進めていけるはずです。

受験料

2023年時点のAWSクラウドプラクティショナーの受験料は12,100円(税込)です。受験料を少しでも安く抑える方法としてバウチャーチケットを購入する方法があるのでぜひ参考にしてください。

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有効期限

AWSクラウドプラクティショナーの有効期限は資格取得した日から3年間となります。AWS認定資格の有効性を保つためには有効期限内に再認定(再受験)に合格するか、上位資格に合格する必要があります。

国家資格のようにいったん合格すれば永久に失効しない資格ではなく、有効期限があるので注意しましょう。

AWS資格の更新方法は別記事でまとめています。

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合格率・合格点

AWSクラウドプラクティショナーの合格率はAWS公式で公表されていません。合格点としては700点(1000点中)となります。

合格率を少しでも上げるために入念に試験対策を行うようにしましょう。具体的な試験対策方法を続けて解説していきます。

よくある質問

AWSクラウドプラクティショナーの過去問はありますか?

ないです。一般的なベンダーIT資格と同じようにAWSは問題を非公開にしており、問題流出を防いで資格の優位性を保っています。同じような問題だったり、全く同じ問題が出るサイトは違法なので利用しないようにしましょう。参考(守秘義務)

AWSクラウドプラクティショナーの合否はいつ出ますか?

当日の試験終了後に試験結果画面が表示されます。参考

AWSクラウドプラクティショナーの学習時間・勉強時間はどれくらいですか?

AWS CLF合格者の勉強時間の調査から勉強期間は1週間から1ヶ月程度が90%を占めたので、1日1、2時間の学習時間という仮説で勉強時間を検討すると勉強時間は14時間〜56時間が目安となります。

AWS CLFの勉強方法

AWSクラウドプラクティショナー(AWS CLF)のおすすめ勉強方法は以下の通りです。

試験ガイドを確認する

AWSクラウドプラクティショナー試験に役立つAWS公式サイトのリンクをまとめました。特に試験ガイドは、出題範囲、得点の割合、問われる内容まで詳細に記載されているので、最初に目を通すことをおすすめします。

公式資料内容
AWS Certified Cloud PractitionerAWSクラウドプラクティショナー試験のトップページ
AWSクラウドプラクティショナー試験ガイドAWSクラウドプラクティショナー試験の試験ガイド
AWSクラウドプラクティショナー試験問題サンプルAWSクラウドプラクティショナーの試験問題サンプル
AWSクラウドプラクティショナー公式練習問題集AWSクラウドプラクティショナー試験の練習問題集
AWSクラウドプラクティショナー公式試験コースAWSクラウドプラクティショナーのデジタルトレーニング

試験サンプル問題を解いてみる

AWSクラウドプラクティショナー(AWS CLF)のサンプル問題が公開されているのでぜひ解いてみてください。ご自身にとっての難易度をはかってから勉強計画を立てていきましょう。

試験の申し込みをする

試験のレベルを把握できたら、AWS CLF試験の申し込みをしましょう。

期限を決めなければ勉強期間が長引いてしまうため、先に試験の申し込みをしましょう。試験日に間に合わないなと思っても、試験日の24時間前であれば3度目まで試験日の変更やキャンセルができます。

AWS CLF合格者の勉強期間は1週間から1ヶ月程度が90%を占めています。なので、1ヶ月程度先の時期で申し込みするのがおすすめです。勉強期間の調査結果は別記事でまとめています。

申し込み方法は別記事でわかりやすくまとめています。

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模擬試験を解いてみる

AWS公式でAWSクラウドプラクティショナー(AWS CLF)の模擬試験が受けられます。試験の難易度を確認したり、試験前のリハーサルとして利用しましょう。

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AWS CLFに合格したら

合格特典

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まとめ

最後にまとめます。

  • AWSクラウドプラクティショナーはAWS初心者のための資格
  • 難易度は容易、IT初心者にはやや難かも
  • 試験日はいつでも受験可能
  • 試験場所はテストセンターまたは自宅
  • 受験料は12,100円
  • 資格の有効期限は取得日から3年間

以上!

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