【独学対策】応用情報のおすすめ勉強方法

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目次

応用情報とは?おすすめの勉強方法

応用情報の試験概要とおすすめの独学勉強方法についてわかりやすく丁寧に解説します。

難易度ランキング

応用情報技術者の難易度ランキングを別記事でまとめているのでぜひ参考にしてください。

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応用情報技術者とは

応用情報技術者とは、独立行政法人の情報処理推進機構(IPA)が春・秋の年2回実施する国家試験です。応用情報ではシステム開発、IT基盤構築などの技術から管理、経営まで幅広い知識と応用力を学べる人気の試験です。

応用情報の正式名称は「応用情報技術者」です。英語名は「Applied Information Technology Engineer Examination」で、略称として応用情報やAPと略されることも多いです。

ITエンジニア初心者の方にとって応用情報技術者は決して簡単ではなく小さな積み重ねと継続力が求められる資格試験ですが、その分応用情報技術者に合格すればITエンジニアとしての自信が身につくので根気良く挑戦しましょう。

応用情報技術者とは、IPAが春・秋の年2回実施する国家試験

試験概要まとめ

応用情報技術者の試験概要をまとめると以下の通りです。各リンクをクリックすると説明箇所に移動できます。

受験対象者基本情報からステップアップしたい方
新人エンジニア〜中堅エンジニア
高度試験を受験予定の方
受験資格なし
難易度普通〜やや難
偏差値56.1(独自調査)
勉強期間2ヶ月(独自調査)
勉強時間60時間〜360時間
試験日4月中旬、10月中旬の年2回
試験場所IPA指定の試験会場
問題数午前は80問
午後は11題中5題選択
問題形式多肢選択式(四肢択一)
短答記述式
試験時間午前・午後共に150分
受験料7,500円(税込)
有効期限無期限(永久有効)
合格率27%程度(2023年春期)
メリットIT技術・管理・経営など網羅的な知識が身に付く
他国家試験・資格の免除が受けられる
参考年収656万円(独自調査)
合格者平均年齢29歳
よくある質問

受験対象者・受験資格

応用情報技術者の主な受験対象者は以下のとおりです。受験資格はなく、どなたでもいきなり応用情報を受験可能です。

基本情報に合格した後にさらなるスキルアップを目指したい方や高度試験を将来的に受験したい方にとって、応用情報は役立ちます。

  • 基本情報からステップアップしたい方
  • 新人エンジニア〜中堅エンジニア
  • 高度試験を受験予定の方

難易度・偏差値・勉強時間

応用情報技術者の難易度は普通〜やや難レベルです。応用情報技術者は試験範囲が広く、理解すべきIT関連知識が多いため初心者にとっては難易度がやや高く感じる方もいます。

IPA試験のランキングを独自調査した際の、応用情報の偏差値は56程度です。応用情報の適切な試験対策と勉強時間を確保すればIT初心者の文系の方でも十分合格可能なレベルです。

30個の合格体験記から応用情報技術者の難易度と勉強時間を調査しまとめているのでぜひ参考にしてください。

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試験日・試験場所

応用情報技術者の日程は国家試験なので試験日が定期的に決められています。

応用情報は毎年春の4月中旬と秋の中旬の年2回実施されています。令和6年度(2024年)の応用情報技術者の試験日は2024年4月21日(日)です。

また試験会場はIPA側で受験者の近い試験会場が通知されます。ITパスポートや基本情報などとは異なり、試験日と試験会場をご自身で選択できません。

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問題数・問題形式・試験時間

応用情報は筆記試験で選択式のみならず短答記述も出題されます。

応用情報は午前と午後試験に分かれており、午前は試験時間150分の80問が出題され、午後は試験時間150分で11題中5題を選ぶ問題が出題されます。応用情報の午後試験は選択問題なので基本情報の科目B(プログラミング)のようなプログラミングを勉強しなくても合格できるゆえに応用情報は基本情報より簡単と感じる方もいます。

応用情報技術者はしっかりと対策を行えば試験時間の余裕はありますが、考え込んでしまうと試験ペースが乱れて焦ることになってしまうので受験前に問題を飛ばす基準やマイルールを決めておくのがおすすめです。

受験料

応用情報を含めた情報処理技術者試験の受験料は7500円(税込)です。値上げ傾向が強く、今後も値上げされる可能性が高いのではやめに受験して合格しましょう。

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有効期限

応用情報を含めた情報処理技術者試験の有効期限はありません。試験に合格したら永久に有効です。

正確に言えば、応用情報という「国家試験」に合格しただけであり、「国家資格」を取得したわけではないので有効期限はありません。国家試験と国家資格の違いは別記事でまとめているので参考にしてください。

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合格率・合格点

直近の統計情報を参考にすると、応用情報の合格率は24〜27%程度で推移しています。参考

合格点は午前・午後試験でともに60点以上取ることが合格要件です。仮に午前が60点以上で、午後が59点だととしたら合格できません。また、午前試験で60点以下であれば午後試験は採点されません。

メリット

応用情報の取得メリットは以下の点が挙げられます。

特に応用情報は基本情報よりも取得した際のメリットが大きく、中小企業診断士、弁理士、技術士などの国家試験の一部が免除されたり、上位試験である高度試験の午前1試験が2年間免除されます。

応用情報のメリット
  • システム開発、IT基盤構築に関する応用知識を証明できる
  • 技術から管理、経営まで網羅的な知識を証明可能
  • 高度なITエンジニアに必要な素養を証明できる
  • 中小企業診断士、弁理士、技術士などの一部試験が免除される
  • 高度試験の午前1試験が免除される

応用情報の上位試験である高度試験の午前1試験の概要については別記事でまとめています。

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参考年収

応用情報技術者の参考年収と市場価値をそれぞれ独自調査したのでぜひ参考にしてください。応用情報技術者の参考年収は656万円程度という結果でした。

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平均年齢

応用情報技術者の合格者の平均年齢は29歳です。IPA統計情報|平均年齢

応用情報合格者の最年少年齢は11歳、最年長年齢は72歳です。若くして合格するのもすごいですが、72歳になっても学習する姿勢がすごいです。参考

よくある質問

応用情報の勉強時間は何ヶ月くらいですか?

応用情報合格者の難易度・勉強時間の調査から最も多い勉強期間は2ヶ月で43%を占めたので、1日1、2時間の学習時間という仮説で勉強時間を検討すると勉強時間は60時間〜360時間が目安となります。

応用情報の午前試験は1問何点?

午前試験の配点は1問あたり1.25点です(1.25点×80問=100点満点)

応用情報の午前試験は何問で合格?

午前試験の合格ラインは60点以上で、1問あたりの配点が1.25点なので80問中48問以上正解する必要があります。

基本情報と応用情報はどっちが簡単?

情報レベルと試験範囲の広さで比較すれば応用情報のが難しいです。ただ基本情報にはプログラミングの知識が必要であり、プログラミングの選択問題を回避できる応用情報のが簡単と答える方も一定数います。詳細は別記事でもまとめています。

応用情報技術者試験は国家資格ですか?

国家資格ではなく、国家試験です。情報処理技術者試験で国家資格は情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)のみです。詳細は別記事でまとめています。

応用情報技術者試験は入社後何年で合格しますか?

受験者の属性にもよりますが、応用情報レベルであれば3年以内で合格するのが望ましいでしょう。

応用情報技術者試験の申し込みを忘れたらどうなりますか?

申し込み期間を過ぎてしまった場合、いかなる理由があっても受験できません。次回の申し込み期間を逃さないようにメール登録しておくのがおすすめです。詳細は別記事で解説しています。

応用情報技術者試験の申し込みはいつからですか?

春期試験(4月)であれば1月下旬から~ 2月上旬、秋期試験(10月)であれば7月中旬から7月下旬に申し込み期間となります。次回の申し込み期間を逃さないようにメール登録しておくのがおすすめです。詳細は別記事で解説しています。

応用情報技術者の報奨金はどれくらいですか?

所属会社によりますが、5千円〜10万程度の報奨金が給付される会社もあります。

応用情報技術者の次に取る資格のおすすめは?

応用情報に合格した後に、情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)を受験するのがおすすめです。応用情報に合格したことで午前1試験が2年間免除される、かつ、高度試験の中ではセキスペは一番簡単だからです。詳細は別記事で解説しています。

応用情報技術者の勉強方法

応用情報技術者のおすすめ勉強方法は以下の通りです。

試験の申し込み

応用情報の試験申し込み期間は春期試験(4月)であれば1月下旬から~ 2月上旬、秋期試験(10月)であれば7月中旬から7月下旬です。申し込み期間を逃さないようにメール登録しておくのがおすすめです。詳細は別記事で解説しています。

応用情報の申し込み方法は以下記事でまとめています。ちなみに応用情報技術者の試験キャンセルはできないので注意してください。

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過去問を確認

IPA公式で過去問題はすべて公開されているので、応用情報の過去問をさらっとでも目を通すことをおすすめします。

過去問を少し見ただけでもどのような問題が出るのかを把握できるはずです。最初は解けないかと思いますが、最終的なゴール地点をイメージしておきましょう。

スケジュール計画

次に応用情報の勉強スケジュールを立てましょう。

応用情報合格者の難易度・勉強時間の調査から最も多い勉強期間は2ヶ月で43%を占めたので、1日1、2時間の学習時間という仮説で勉強時間を検討すると勉強時間は60時間〜360時間が目安となります。

試験日の2ヶ月前から継続的に勉強を進めていきましょう。個人的には午前対策に2、3割程度の時間を割き、午後対策を中心に勉強することをおすすめします。

応用情報の午前試験は過去問からの流用が多く、直近2回分の過去問を除いた過去問演習を3〜5年分ひたすら繰り返すことで合格できるレベルなので、試験直前の2週間前くらいから本格的に対策するのがよいでしょう。

一方で午後試験は暗記ではなく、理解力が求められるので午後試験対策を中心に行うべきです。

午後選択問題を決める

応用情報の午後試験は選択問題なので、選択する問題をあらかじめて決めておいて集中的に対策しましょう。午後選択のおすすめは別記事でまとめているので参考にしてください。

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無料勉強サイトを活用

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参考書・問題集・動画で対策

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応用情報技術者におすすめの参考書、問題集、動画コースをまとめているので、ぜひ参考にしてください。

応用情報に役立つ情報

キャンセル

応用情報技術者の試験キャンセルはできないので注意しましょう。

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