【超重要】情報処理技術者試験が筆記試験からCBT試験に!!

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情報処理技術者試験の大改訂

この記事はAIではなく、すべて筆者が人力で作成しました。

令和8年(2026年度)から情報処理技術者試験の大改訂が行われることがIPAから発表されました。

https://www.ipa.go.jp/shiken/2026/ap_koudo_sc-cbt.html

要点をまとめると以下の通りです。

  • パソコン(CBT方式)で受験が可能
  • 指定の期間の中で試験の候補日を自分で選択可能
  • 試験場所を自分で選択可能
  • 試験区分の名称が変更(午前→科目A、午後→科目B)
  • 試験内容、出題形式、試験時間の変更はない

【変更点1】筆記試験からパソコン受験へ

まず1つめの変更点として、従来の筆記試験ではなく、パソコンで受験を行うことができるCBT方式が採用されます。

CBT(Computer Based Testing)方式とは、コンピュータを使って行われる試験のことです。AWS、Azure、Cisco試験などと同じようにコンピュータを利用して解答を行う方式です。

つまり、問題文の選択や記述ミスなど筆記試験に特有のミスがあったりしましたが、パソコンで受験する際には選択肢の選び直しや記述内容の修正も簡単に行えるため、より解答そのものに集中できます。

【変更点2】試験の候補日を自分で選べる

2つめの変更点として、指定された期間の中から試験の候補日を自分で選べるようになります。

具体的には、春期試験であれば4月26日などに受験することが通例でしたが、仮に試験期間が4月1日から30日までに設定された場合、その試験期間の中から4月15日など自身の都合の合う日で受験を行うことができます。

つまり、これまで以上に試験日に融通が効くため、受験者側は受験しやすくなります。

情報処理安全確保支援士-CBT方式-試験日の変更
情報処理安全確保支援士-CBT方式-試験日の変更

【変更点3】試験の受験場所を自分で選べる

3つめの変更点として、CBT方式が採用されるため、指定された試験会場の中から好きな受験会場を自分で選べるようになります。

他のCBT方式の代表例であるAWS、Azure、Cisco試験などと同じように、試験日と試験会場を試験予約時にご自身で決めることができます。

つまり、近くの試験会場を選択できるようになるため、受験者側は試験当日にも試験に集中しやすくなるでしょう。

【変更点4】試験科目の名称変更

4つめの変更点として、試験科目の名称変更が行われます。変更内容は以下の通りです。基本的にはこれまでの午前試験が科目A試験、午後試験が科目B試験になります。(現行の基本情報と倣った形になる。)

試験科目(変更前)試験科目(変更後)
午前Ⅰ試験(ネスペ等)科目A-1試験
午前Ⅱ試験(ネスペ等)科目A-1試験
午後Ⅰ試験(ネスペ等)科目B-1試験
午後Ⅱ試験(ネスペ等)科目B-1試験
午後試験(情報処理安全確保支援士)科目B試験
午前試験(応用情報)科目A試験
午後試験(応用情報)科目B試験

試験内容、出題形式、時間の変更なし

試験内容、出題形式、試験時間の変更はありません。

個人的にはCBT方式になれば、試験で出題された内容をネット上に公開するブレインダンピングが行われる可能性が非常に高くなるので、それをIPA側がどのように対応するのかが気になります。

すでにCBT方式で実施されているITパスポートや基本情報などであれば、プールされている問題の数と問題の更新を定期的に実施していますが、より高度で記述の内容が含まれる高度試験にはどう対応していくのかが見ものですね。

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まとめ

最後にまとめます。

  • パソコン(CBT方式)で受験が可能
  • 指定の期間の中で試験の候補日を自分で選択可能
  • 試験場所を自分で選択可能
  • 試験区分の名称が変更(午前→科目A、午後→科目B)
  • 試験内容、出題形式、試験時間の変更はない

以上!

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