【解説】情報処理技術者試験は「国家資格」ではない

2023年11月22日

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IPA試験は「国家資格」ではない

IPA試験は国家試験

結論から言えば、情報処理技術者試験は「国家試験」であり、「国家資格」ではありません。

国家試験は、国が実施する試験のことを指します。一般的には国家試験に合格することで、特定の職業に就くための資格を得ることができます。例えば、医師や弁護士、公認会計士などの職業に就くためには、国家試験に合格する必要があります。

一方、国家資格は、国家試験に合格することで取得できる特定の資格であり、これを持つことで特定の職業に就くか、特定の職務を遂行する権利が法的に認められるものを指します。

例えば、ネットワークスペシャリスト（ネスペ）は国が実施する情報処理技術者試験に合格すると取得できる資格ですが、ネスペは「国家資格」ではありません。

なぜなら、ネスペが「国家試験」であるとはいえ、その資格が特定の職業に就くための「法的な資格」を与えるものではないからです。具体的に言えば、医師や弁護士、公認会計士などのように特定の職業につくわけではないからです。要は普通の資格です。

厳格にいえば情報処理技術者試験は試験であって資格でもないのですが、一般的な共通認識として資格と呼ばれています。

その他IPA試験・情報処理技術者試験も同様で国家試験であって、国家資格ではありません。ただ例外として、情報処理安全確保支援士（登録セキスペ）は国家資格になります。

基本情報技術者
応用情報技術者
ITストラテジスト
システムアーキテクト
プロジェクトマネージャ
ネットワークスペシャリスト
データベーススペシャリスト
エンベデッドシステムスペシャリスト
ITサービスマネージャ
システム監査技術者
情報処理安全確保支援士
情報セキュリティマネジメント
ITパスポート

IPA公式でもわかりやすく明記されています。

情報処理技術者試験-現行制度
引用元:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/list.html

情報処理技術者試験は「国家試験」であり、「国家資格」ではない

登録セキスペは国家資格

情報処理技術者試験の中でも情報処理安全確保支援士（登録セキスペ）は、国家試験であり、国家資格でもあります。

なぜなら、情報処理安全確保支援士（登録セキスペ）という名でサイバーセキュリティを生業とするからです。情報処理安全確保支援士という職務に従事することになるので国家資格です。

参考までに情報処理安全確保支援士（登録セキスペ）となるためには、試験合格、申請・登録、講習受講とそれぞれ費用とアクションが必要になります。参考

情報処理安全確保支援士-国家資格-1
引用元:https://www.ipa.go.jp/jinzai/riss/ps6vr70000019c29-att/ps6vr70000019c2i.pdf

情報処理安全確保支援士（登録セキスペ）は国家資格

IPA試験に役立つ情報

参考書

情報処理技術者試験におすすめの本・参考書を別記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

難易度ランキング

情報処理技術者試験の難易度ランキングを別記事でまとめているのでぜひ参考にしてください。

結果の確認方法

情報処理技術者試験の結果確認方法は別記事でまとめています。

履歴書への記載方法

情報処理技術者試験に合格したらぜひ履歴書に記載しましょう。履歴書や名刺への書き方は別記事で解説しています。

有効期限

情報処理技術者試験は一度合格したらずっと有効になります。有効期限はありませんので失効することもないです。近年では受験料が値上げしているので早めに合格しましょう。

領収書の発行方法

情報処理技術者試験の領収書の発行方法は別記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

最後にまとめます。

情報処理技術者試験は「国家試験」であり、「国家資格」ではない
情報処理安全確保支援士（登録セキスペ）は国家資格

以上！