【注意】CCNAの過去問は存在しません

2023年10月20日

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CCNAの過去問は存在しない

結論からいえば、Cisco認定試験（CCNA、CCNP、CCIEなど）の過去問は存在しません。

Cisco公式では過去問を公開しておらず、不正に問題が流失しているのが現状です。過去問を掲載・販売しているサイトは違法であり、Cisco受験ポリシーの倫理規定違反にあたるので絶対にやめましょう。

違法なブレインダンプサイトや過去問販売者を見つけた時にCiscoサポートに通報する方法も解説しているので参考にしてください。

過去問は公表されていない

Cisco公式ではCisco認定試験（CCNA、CCNP、CCIEなど）の問題の公開はしていません。CCNAの問題は機密事項であり、シスコは公表していません。

Cisco認定試験を受験する際には「Cisco Certification Agreements」に同意しているため、受験者が試験内容を公開することは規約に反する行為であり、認定が無効かつ取り消しになる可能性があります。

受験者は試験内容を機密情報として扱う責任を負います。
https://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/assets/learning/downloads/candidate-rights-responsibility-jp.pdf

Cisco公式はCisco認定試験の問題は非公開

試験情報が流失している

Cisco認定試験（CCNA、CCNP、CCIEなど）に限らず、IT資格試験では長年の間ブレインダンプと呼ばれる試験問題の流失がつきものです。ブレインダンプサイトでは試験問題が一言一句同じの文章・選択肢そのまま、または非常に類似した形で販売されているのが特徴です。

真剣に受験対策をする人もいれば、ブレインダンプサイトに流失している試験問題の答えをそのまま覚えて受験する残念な人もいるのが事実です。

認定における倫理規定では、「漏洩した試験の内容を試験準備として利用しないこと」を倫理規定に定めています。よって、ブレインダンプサイトに流失している試験問題の答えを覚えて受験するのは倫理規定違反です。倫理規定に違反すれば、法的措置と制裁措置が行われる場合があります。

ブレインダンプの試験問題の答えを覚えて受験するのは倫理規定違反

過去問を販売するサイトは違法

Cisco認定試験（CCNAなど）の過去問を掲載・販売しているサイトは違法です。Cisco認定試験（CCNAなど）の問題は機密事項なので、過去問をまとめた教材を高い金額で販売しているブレインダンプサイトを利用してはいけません。同じ問題が出て的中率が高いことを謳うサイト・教材は基本アウトです。

短期間で合格しなくてはいけない、絶対に合格しないといけないという方がブレインダンプサイトに手を出す可能性が高いと思いますが、違法に合格するという選択自体がおかしいことに気づいてください。

いつの時代もそうですが悪徳商法は弱みにつけこんでくるので、一歩立ち止まって自分に問い直してください。

資格を取ることよりも、勉強過程の方が100倍大事です。CCNAをハンズオンで手を動かしながら学んだ方は、ブレインダンプサイトで解答をそのまま暗記して合格した方よりも、はるかに優秀で企業・現場からも評価されます。後者はCCNAをもってるのに使えないというレッテルを貼られる方です。

ハンズオンで役立つ記事は以下にまとめているのでぜひ参考にしてください。

Cisco認定試験の過去問を掲載・販売しているサイトは違法

メルカリの過去問も違法

メルカリでもCCNA過去問を販売している残念な方がいますが、完全に違法です。繰り返しですが、Ciscoは問題を公表しておりません。

当ページを見ているリテラシーの高いみなさんは絶対に購入しないようにしましょう。

メルカリのCCNA過去問も違法

違法サイト・販売者の通報方法

違法なブレインダンプサイトや過去問販売者を見つけた時にCiscoサポートに通報する方法を解説します。報告テンプレートも用意したのですぐ終わります。

Ciscoサポートへの不正報告方法

情報受付窓口セキュリティティップラインにアクセス
「試験セキュリティティップライン(不正等の報告)」をクリック
報告内容を記載・送信で完了

情報受付窓口セキュリティティップラインにアクセス

まずは情報受付窓口セキュリティティップラインにアクセスします。その後、Ciscoアカウントでログインします。CiscoアカウントはCisco試験を受験した際に利用したアカウントになります。

「試験セキュリティティップライン(不正等の報告)」をクリック

Ciscoアカウントでログインしたら、「試験セキュリティティップライン(不正等の報告)」をクリックします。

報告内容を記載・送信で完了

英語で報告をしなければなりませんが、現在はDeepLという高品質な翻訳ツールを利用すれば非常に簡単です。利用料は無料です。各項目を英語で入力していきます。不正なWebサイトを報告する場合は、「追加情報」で「Website Misconduct」を選択します。

サンプルの日本語の報告テンプレートです。

〇〇というWebサイト上でCiscoの問題集を不正に販売しているものがいるので報告します。
対象のURLは以下に記載します。
https://XXXXX.com/XXXXXXXXXX
https://XXXXX.com/XXXXXXXXXX

以上、ご対応のほどよろしくお願いいたいます。

英語に翻訳した報告テンプレートです。

I am reporting that some are illegally selling Cisco issues on a website called 〇〇.
The target URL is listed below. 
https://XXXXX.com/XXXXXXXXXX
https://XXXXX.com/XXXXXXXXXX

Thank you in advance for your cooperation in responding to the above.

報告を送信して完了になります。報告後に対応することはないです。Cisco認定試験の有効性を保つためにもひとつひとつの報告が非常に大事になるので対応していきましょう。