【全5種】CCNPの種類と内容を解説

2023年10月14日

当ブログは広告リンクを含みます。

URLをコピーしました！

CCNPの種類と内容

全5種類のCCNPのそれぞれの内容をまとめます。最も定番でおすすめなのはCCNP Enterpriseです。

CCNP Enterprise認定にはコア試験と1つのコンセントレーション試験（選択試験）に合格する必要があります。CCNP Enterpriseのコンセントレーション試験で定番・おすすめなのはENARSIです。

コア試験とコンセントレーション試験（選択試験）のどれから受験すればいいか迷っている方にはコア試験から受験するのがおすすめです。コア試験では浅く広く問われ、コンセントレーション試験では深く細かい内容を問われるので、まずはコア試験で土台を作っておくのがよいでしょう。

CCNPの試験概要とおすすめの勉強方法をまとめているのでぜひ参考にしてください。

5種類のCCNP

2024年現在で全5種類のCCNPの概要は以下のとおりです。特に人気なのはCCNP Enterpriseです。というのも他のCCNP試験の日本語の学習教材がほぼないので、CCNP Enterpriseに限られているのが現状です。英語に自信のある方は英語の参考書を用いれば試験対策は可能です。

Cisco プロフェッショナル認定

CCNPの種類	説明
CCNP Enterprise	企業ネットワークの設計と運用に焦点を当てた試験
CCNP Data Center	データセンター環境に特化した試験
CCNP Security	セキュリティ技術に関する試験
CCNP Service Provider	サービスプロバイダーのネットワークに特化した試験
CCNP Collaboration	通信・協調作業ソリューションに関する試験

そのほかCisco Certified CyberOps ProfessionalやCisco Certified DevNet Professionalがプロフェッショナル試験としてありますが、それぞれサイバーセキュリティオペレーションセンター（SOC）での業務に特化したものやソフトウェア開発とネットワークの統合に特化した開発よりの資格であり、CCNP（ネットワーク）の冠をつけてないことからわかるようにネットワークがメインではありません。

CCNP Enterprise

CCNP Enterprise認定にはコア試験と1つのコンセントレーション試験に合格する必要があります。

コア試験（350-401 ENCOR）は、ネットワークの基本的な側面（ルーティング、スイッチングなど）に加えて、セキュリティやオートメーションにも焦点を当てています。一方で、コンセントレーション試験は特定の技術領域に深く焦点を当てた試験で、自分の専門性に応じて選択します。コンセントレーション試験で定番なのはENARSIです。

スクロールできます

試験の種類	試験コード	説明
コア試験	350-401 ENCOR	企業レベルのネットワークのコア技術に焦点を当てた試験
コンセントレーション試験（選択）	300-410 ENARSI	アドバンスルーティングとサービスの実装
	300-415 ENSDWI	SD-WANソリューションの設計・設定・管理
	300-420 ENSLD	企業ネットワークの設計に関する試験
	300-425 ENWLSD	無線LAN設計に関する試験
	300-430 ENWLSI	無線LANの実装に関する試験
	300-435 ENAUTO	オートメーションとプログラマビリティに関する試験

CCNP Data Center

CCNP Data Center認定もコア試験と1つのコンセントレーション試験に合格する必要があります。

コア試験（350-601 DCCOR）では、ネットワーキング、ストレージ、計算、オートメーションといったデータセンターの基本的な側面に関する知識が問われます。コンセントレーション試験は特定の技術領域に焦点が当てられます。

スクロールできます

試験の種類	試験コード	説明
コア試験	350-601 DCCOR	データセンターのコア技術に焦点を当てた試験
コンセントレーション試験（選択）	300-610 DCID	データセンターのインフラ設計
	300-615 DCIT	データセンターのインフラトラブルシューティング
	300-620 DCACI	CiscoのACI（Application Centric Infrastructure）
	300-625 DCSAN	ストレージエリアネットワーキング（SAN）
	300-635 DCAUTO	データセンターオートメーションとプログラマビリティ

CCNP Security

CCNP Security認定もコア試験と1つのコンセントレーション試験に合格する必要があります。

コア試験（350-701 SCOR）は、ネットワークセキュリティ、クラウドセキュリティ、コンテンツセキュリティなど、セキュリティの多くの側面に焦点を当てています。一方で、コンセントレーション試験は特定のセキュリティ技術やソリューションに特化しています。

スクロールできます

試験の種類	試験コード	説明
コア試験	350-701 SCOR	セキュリティのコア技術に焦点を当てた試験
コンセントレーション試験（選択）	300-710 SNCF	セキュアネットワーク設定とファイアウォール
	300-715 SISE	セキュリティIDエンドポイントとアクセス制御
	300-720 SESA	セキュアなメールソリューション
	300-725 SWSA	セキュアなWebとアプリケーション
	300-730 SVPN	セキュアなVPN実装
	300-735 SAUTO	セキュリティオートメーション

CCNP Service Provider

CCNP Service Provider認定もコア試験と1つのコンセントレーション試験に合格する必要があります。

コア試験（350-501 SPCOR）は、ルーティング、スイッチング、セキュリティ、品質保証（QoS）など、サービスプロバイダー環境で必要とされる基本的なスキルと知識に焦点を当てています。コンセントレーション試験は、特定の領域に更に焦点を当てています。例えば、300-510 SPRIでは、高度なルーティング技術とプロトコルについての詳細な知識が必要です。

スクロールできます

試験の種類	試験コード	説明
コア試験	350-501 SPCOR	サービスプロバイダーネットワークのコア技術に焦点を当てた試験
コンセントレーション試験（選択）	300-510 SPRI	サービスプロバイダールーティング
	300-515 SPVI	サービスプロバイダーVPNソリューション
	300-535 SPAUTO	サービスプロバイダーオートメーションとプログラマビリティ

CCNP Collaboration

CCNP Collaboration認定もコア試験と1つのコンセントレーション試験に合格する必要があります。

コア試験（350-801 CLCOR）では、音声、ビデオ、メッセージング、会議ソリューションなど、シスコのコラボレーション技術全般にわたる基本的な知識とスキルが評価されます。コンセントレーション試験はそれぞれ特定の領域、例えば300-810 CLICAはシスコのコラボレーションアプリケーション（例：Cisco Unified IM and Presence, Cisco Unity Connection, Cisco Finesse等）に焦点を当てています。

スクロールできます

試験の種類	試験コード	説明
コア試験	350-801 CLCOR	コラボレーション技術のコア知識に焦点を当てた試験
コンセントレーション試験（選択）	300-810 CLICA	シスコのコラボレーションアプリケーション
	300-815 CLACCM	コラボレーションの呼び出し制御とモビリティ
	300-820 CLCEI	シスコのコラボレーションエンドポイント
	300-825 CLCNF	シスコのコラボレーション会議ソリューション