ITパスポートのおすすめ勉強方法
ITパスポートにおすすめの独学勉強方法についてわかりやすく丁寧に解説します。
私自身2023年12月にITパスポート試験を受験し合格できました。合格した体験談を踏まえながらおすすめの勉強法を紹介します。
難易度ランキング
ITパスポートの難易度ランキングを別記事でまとめているのでぜひ参考にしてください。
ITパスポートとは
ITパスポートとは、独立行政法人の情報処理推進機構(IPA)が通年で実施する国家試験です。ITパスポートはITに関する基礎的な知識を証明する国家試験です。
ちなみにITパスポートは国家試験であって、国家資格ではないです。詳細は別記事でまとめています。
IT初心者の方にとってITパスポートは決して簡単ではなく小さな積み重ねと継続力が求められる試験ですが、その分ITパスポートに合格すれば自信が身につくので根気良く挑戦しましょう。
ITパスポートは意味ない?
ITパスポートの意義と取得メリットを別記事でまとめています。
ITパスポートの勉強方法
ITパスポートのおすすめ勉強方法は以下の通りです。
スケジュール計画
まずはITパスポートの勉強スケジュールを立てましょう。
ITパスポート合格者の難易度・勉強時間の調査から2週間〜1ヶ月の割合が65%を占めたので、1日1、2時間の学習時間という仮説で勉強時間を検討すると勉強時間は14時間〜60時間が目安となります。
勉強時間を確保しやすい高校生や大学生の方であれば集中的な勉強対策で2週間程度で合格することも可能です。社会人の方でも毎日スキマ時間を活用しながらコツコツと勉強すれば1ヶ月以内で合格できる可能性も高いです。
しかしながら勉強期間や勉強時間はあくまで目安なので、ご自身の学習レベルに合わせて柔軟にスケジュールを計画しましょう。他人の勉強時間と自身の勉強時間を比較して卑下するのではなく、自分だったらどれくらいの勉強時間でいけそうかの参考程度にしましょう。
試験日を決める
ITパスポートの受験日を決めましょう。
ITパスポートの試験は通年で実施されています。例えば、本日から翌日〜3ヶ月以内の日程で受験予約が可能です。いわゆる試験日が決められているわけではなく、ご自身で都合のよい日程スケジュールを選んで受験可能です。
ただし、1〜2ヶ月先の土日の試験日はすぐに埋まってしまうのではやめに予約しましょう。
申し込み
ITパスポートの受験日の目安を立てたら受験の申し込みを行いましょう。
ITパスポートなどの情報処理技術者試験は試験のキャンセルが一切できないのでご注意ください。試験日の3日前までであれば何度でも試験日の変更が可能なので後回しにしたり、受験日を先倒しにすることも可能です。詳細は別記事でまとめています。
過去問を確認
IPA公式で過去問題はすべて公開されているので、ITパスポートの過去問をさらっとでも目を通すことをおすすめします。
過去問を少し見ただけでもどのような問題が出るのかを把握できるはずです。最初は解けないかと思いますが、最終的なゴール地点をイメージしておきましょう。
ITパスポートの過去問から出題される傾向や過去問演習に便利な無料学習サイトもまとめているので参考にしてください。
無料勉強サイトを活用
ITパスポートにおすすめの無料勉強サイトをまとめています。まずは無料勉強サイトを確認してから、ITパスポートの試験対策が可能かどうかをご自身で判断しましょう。厳しそう・不安であれば参考書を追加で利用しましょう。
参考書・問題集・動画で対策
ITパスポートの参考書を1冊購入し、アウトプットしていくのがITパスポートの勉強方法としては王道です。参考書のみではわかりにくい場合は動画コースを活用しましょう。
ITパスポートにおすすめの参考書、問題集、動画コースをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
模擬試験
ITパスポート公式で模擬試験が用意されています。CBT方式が初めての方は模擬試験を受験して試験のシミュレーションを行いましょう。
自身の合格体験記
試験結果
ITパスポートの試験結果は625点で合格でした。超ギリギリで内心焦ってました。
合格発表は試験日の翌月中旬となりますが、以下のような試験結果(スコアレポート)は試験終了後に画面に表示されます。総合評価点が600点以上で、かつ、分野別評価点がいずれも300点以上であれば合格です。
勉強時間
ITパスポートに合格した際の総勉強時間は合計5時間でした。勉強期間としては3日でした。過去問をチラ見した段階で「勉強しなくてもいけるだろ」と思っていましたがちょっとでも勉強していなかったら落ちていたと思うと怖いです。
ITパスポートの合格者の勉強時間と勉強期間を調査した結果、2週間〜1ヶ月で65%を占めたので1ヶ月程度で集中的に試験対策をするのがおすすめです。
私自身の合格時の状況をまとめると以下の通りです。
項目 | ITパスポート合格時 |
---|---|
合格ボーダーライン | 600/1000 |
自身の試験スコア | 625/1000 |
問題数 | 100問 |
試験時間 | 120分 |
試験日 | 2023/12/16 |
難易度 | 普通 |
勉強期間 | 3日 |
総勉強時間 | 5時間 |
問題の手応え
ITパスポートの問題の手応えであまり自信のない問題の割合は以下の通りでした。さすがに勉強しなさすぎたのでよくわからない問題も多かったです。逆に言えば、あとから参考書を見直すと解ける問題も多かったです。
ストラテジ(35問) | 10問 |
マネジメント(20問) | 5問 |
テクノロジー(45問) | 13問 |
時間配分
ITパスポートの試験時間は120分です。
基本的に問題数は100問で、一問あたり約1分ほど時間を割けます。ただ解ける問題はすぐに解けるので時間のかかる計算問題やプログラミングの問題に時間を回せるようにしましょう。
自分の場合、60分で一通り問題を一周して、わからない・後回しにした問題は20分で復習し、残り時間20分で途中退室しました。
問題形式
問題形式は多肢選択式(四肢択一)で特に困ることはありませんでした。問題形式に慣れるためにも受験前に公式の模擬試験を受験するのもおすすめです。
ITパスポートに役立つ情報
キャンセル不可・リスケ方法
ITパスポートの試験キャンセルはできないので注意しましょう。ITパスポートの試験日変更は3日前までであれば何度でも試験日の変更が可能です。
持ち物
ITパスポート試験当日に必要な持ち物をまとめています。
合格発表
ITパスポート試験の合格結果は試験当日にはすぐ出ません。正式な合格判定は試験日の翌月の中旬ごろに公式サイトで発表されます。
領収書
ITパスポートの領収書のダウンロード方法をまとめています。
履歴書
ITパスポートの履歴書への書き方を別記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
基本情報との違い
基本情報とITパスポートの違いについて別記事で詳しくまとめているので参考にしてください。