ITパスポートの合格発表はいつ?
ITパスポートの合格発表と結果確認方法をまとめます。ポイントをまとめると以下の通りです。
- 合格結果は試験当日にはすぐ出ない
- 合格結果は翌月の中旬
- 600点以上、かつ、全分野で300点以上ならば合格
合格結果は試験当日に出ない
ITパスポート試験の合格結果は試験当日にはすぐ出ません。参考
試験後にスコアレポートで3分野(ストラテジ・マネジメント・テクノロジ)の分野別評価点が表示されますが、試験自体の合格判定は試験日の翌月の中旬ごろにITパスポートのサイトで合格発表がなされます。合格までのラグがあるのは経済産業大臣からの合否判定待ちがあるためです。
例えば10月11日に受験した場合、翌月の11月の14日〜17日あたりに専用のページで合格した受験者番号が公表されます。
試験の点数は当日にわかるが合否結果はその場ですぐ出るわけではないです。合否結果が出るまで遅いですがスコアレポートの点数で合否結果は推測可能です。
スコアレポートの確認方法
スコアレポート・試験点数の確認方法をまとめます。
ITパスポートの利用者ログイン画面にアクセスし、登録した利用者IDとパスワードでログインします。そして、左タブの一番下にある「試験結果レポートダウンロード」をクリックします。
ITパスポートの試験結果レポートを確認可能です。あくまでスコアレポートであり、この時点では合否はわからないです。試験結果レポートに記載されている受験番号は合格発表時の確認に必要です。
総合評価点が合格基準の600点以上であっても、分野別評価点ですべての分野で300点以上を超えていない場合、その時点で不合格となります。どれか1つの分野で合格基準に満たしていない場合は落ちたことになります。
合格結果の確認方法
合格結果の確認方法をまとめます。合格発表時の確認に必要な受験番号は前述のスコアレポートに記載されています。
ITパスポートの合格発表にアクセスし、受験した年月をクリックします。
ご自身の受験番号の先頭6桁をクリックします。
合格者の受験番号の一覧が公表されているので、ご自身の受験番号を確認しましょう。あれば合格、なければ不合格です。
落ちた・再受験
ITパスポートに落ちたら見直したい3つのポイントと再受験についてまとめています。
合格基準の概要
合格基準・合格点
ITパスポートの合格基準・ボーダーラインは総合評価点が合格基準の600点以上です。
ただ分野別評価点ですべての分野で300点以上を超えていない場合、その時点で不合格となります。どれか1つの分野で合格基準に満たしていない場合は落ちたことになります。
例えば、総合評価点が590点で10点だけ足りない場合でも当然不合格です。CBT方式以前では年1回の筆記試験だったので点数の調整もありましたが、CBT方式の現在では点数の調整は一切ありません。
CBT方式では合格点が変動することは一切なく、総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上でなければ不合格です。参考
配点・採点方法
ITパスポートの配点・採点方法はIRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出されています。参考
そのため、1問あたりの点数が変動的であり、単純計算で1問あたり10点の配点ではありません。点数配分はブラックボックスなので1問何点なのかを考える必要はないです。
また、総合評価は100問中92問、分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問で行われ、残りの8問は今後出題する問題を評価するために出題されています。8問は採点に絡まない問題が出題されています。
平均点・得点分布
ITパスポートの平均点はITパスポート公式では公開されていませんが、評価点分布を確認すると合格基準である600点の+-100あたりの500点〜700点が最も多い得点分布になっています。
点数別の具体例
ITパスポート合格者・不合格者の点数別の具体的なスコアレポートをまとめました。ご自身のスコアレポートに近しいものを参考にするとよいでしょう。
合否結果 | 総合評価点 | ストラテジ系 | マネジメント系 | テクノロジ系 |
---|---|---|---|---|
合格 | 675点 | 740点 | 655点 | 565点 |
合格 | 660点 | 600点 | 595点 | 660点 |
合格 | 630点 | 590点 | 540点 | 610点 |
合格 | 610点 | 645点 | 510点 | 535点 |
合格 | 600点 | 455点 | 735点 | 560点 |
不合格 | 595点 | 620点 | 520点 | 515点 |
不合格 | 585点 | 525点 | 605点 | 520点 |
不合格 | 585点 | 450点 | 585点 | 590点 |
不合格 | 565点 | 400点 | 485点 | 635点 |
不合格 | 400点 | 390点 | 300点 | 300点 |
よくある質問
- ITパスポートの合否は当日にわかりますか?
-
合否結果は当日に出ません。ただスコアレポートから合否を推測可能です。
- 600点ギリギリは合格ですか?
-
分野別評価点もそれぞれ300点以上であれば、合格の可能性が高いです。
- 600点ちょうどぴったりは合格ですか?
-
分野別評価点もそれぞれ300点以上であれば、合格の可能性が高いです。
- ITパスポートは何点満点ですか?
-
1000点満点です。合格基準は総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上です。参考
- 600点・700点以上で不合格はあり得ますか?
-
あり得ます。総合評価点600点以上であっても、分野別評価点もそれぞれ300点以上なければ不合格です。
- 750点以上は合格ですか?
-
総合評価点600点以上であっても、分野別評価点もそれぞれ300点以上なければ不合格です。
- 595点は合格ですか?
-
総合評価点600点以下なので不合格です。
- 590点は合格ですか?
-
総合評価点600点以下なので不合格です。
- 580点は合格ですか?
-
総合評価点600点以下なので不合格です。
- 570点は合格ですか?
-
総合評価点600点以下なので不合格です。
ITパスポートに役立つ情報
難易度ランキング
ITパスポートの難易度ランキングを別記事でまとめているのでぜひ参考にしてください。
合格証書・合格証明書
ITパスポートに合格すると無料で合格証書が送付されます。別途有料ですが合格証明書も発行可能です。
領収書の発行方法
ITパスポートの領収書の発行方法は別記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください。
履歴書への記載方法
ITパスポートの履歴書への書き方を別記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
基本情報との違い
基本情報とITパスポートの違いについて別記事で詳しくまとめているので参考にしてください。
有効期限
ITパスポートは一度合格したらずっと有効になります。有効期限はありませんので失効することもないです。近年では受験料が値上げしているので早めに合格しましょう。
国家試験?国家資格?
情報処理技術者試験は「国家試験」であり、「国家資格」ではありません。ただ例外として、情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)は国家資格になります。