ITパスポートは過去問から出ない?
ITパスポートの問題は過去問から出るのか出ないのかをまとめます。
結論から言えば、過去問とまったく同じ問題文の問題は出題されないですが、出題された問題文・選択肢の内容を理解していれば答えられる問題が非常に多いので暗記ではなく理解しながら過去問を利用しましょう。
過去問とまったく同じ問題は出ない
ITパスポートの過去問とまったく同じ問題文の問題は出題されないです。
ただITパスポートの過去問やサンプル問題で出題された問題文・選択肢の内容を理解していれば答えられる問題が非常に多いです。そのため、過去問の問題をそのまま暗記するのではなく、過去問で問われた内容・単語の意味をそれぞれ理解することで合格に近づきます。
過去問の例題
ITパスポートでどんな問題出るのかを過去問を例に紹介します。例えば、IoT・無線LAN関連の過去問を例に挙げてみます。
令和3年の過去問では低消費電力の無線通信である「BLE」が問われました。選択肢の「PLC」は令和5年に問われることになります。
令和4年の過去問では「BLE」の特徴である「低消費電力」を理解できていれば答えられる類似問題が出題されました。前年の過去問を解いて、「BLE」の理解をしていれば答えられる問題でした。
令和5年の過去問では電力線を伝送路として使用する「PLC」が問われました。前述の通り、本問題も令和3年の過去問を解いて、選択肢の「PLC」が何かを調べて理解していれば答えられる問題でした。
過去問から全く同じ文言の問題が出題されることはないので、問われた単語の意味や他の選択肢を理解するようにしましょう。
例えば「BLE」であれば、「IoT」、「低消費電力」、「無線」、「Bluetooth」というキーワードで自分なりにシンプルにまとめておくと問題に答えやすくなるでしょう。
過去問だけで合格できる?
理論上は過去問だけで合格できます。
ただ過去問を解くだけでは問われた内容の解説や他の選択肢の単語の意味を調べるのに膨大な時間と労力がかかるため、非効率な勉強になります。
ITパスポートを受験される方はIT初心者の方にとっては、出題されやすい単語の内容と関連した用語解説がなされた参考書や問題集を並行するのがおすすめです。
例えば、過去問を解いて、他の選択肢の内容を調べるときに参考書の解説箇所を読んで理解を深めたり、関連するキーワードも学んで試験に備えることができるので効率的な勉強が可能です。
ITパスポートにおすすめの参考書・本は別記事でまとめています。
過去問は何年分やるべき?
過去問は最新年度から最低3年分はやるのがよいでしょう。
何年分やるのかの数字自体は本質的に重要なものではなく、どれだけ過去問の内容を深く理解しているのかが最も大切です。例えば、自分の言葉で単語の意味を紙に書いて説明できたり、選択肢の意味をそれぞれ理解してなぜ違うのかを表現できるのレベルにするのが理想です。
ITパスポートの過去問(PDF)は公式サイトですべて公表されています。ただ解説がないため、勉強に活用するには非常に不便です。
過去問道場がおすすめ
ITパスポートの過去問演習は「過去問道場」がおすすめです。「過去問道場」の特徴をまとめると以下の通りです。
- ITパスポートの過去問演習が可能
- 丁寧な解説がなされている
- 分野ごとの問題演習が可能
- 無料で利用可能
- オリジナル模擬試験も受験可能
「過去問道場」はITパスポートの過去問演習が可能で丁寧な解説もなされている無料の勉強サイトです。過去問の解説まできっちりと理解すれば過去問道場だけで合格することも可能です。
過去問道場の使い方は別記事でまとめているのでぜひ参考にしてください。
勉強方法
ITパスポートにおすすめ勉強方法を別記事でまとめているのでぜひ参考にしてください。
無料勉強サイト
そのほかにもITパスポートにおすすめの無料勉強サイトは別記事でまとめているのでぜひ参考にしてください。
模擬試験
ITパスポート公式の無料模擬試験の受験方法を別記事でまとめています。
ITパスポートに役立つ情報
参考書・動画
ITパスポートにおすすめの本・参考書・動画コースは別記事でまとめています。
難易度ランキング
ITパスポートの難易度ランキングを別記事でまとめているのでぜひ参考にしてください。
参考年収
ITパスポートの参考年収と市場価値を独自調査したのでぜひ参考にしてください。
難易度・勉強時間
ITパスポートの30個の合格体験記から難易度、勉強時間を調べた結果をまとめています。
ITパスポートは意味ない?
ITパスポートの意義と取得メリットを別記事でまとめています。
試験日
ITパスポートの試験日は通年でいつでも受験可能です。
例えば、本日から翌日〜3ヶ月以内の日程で受験予約が可能です。いわゆる試験日が決められているわけではなく、ご自身で都合のよい日程スケジュールを選んで受験できます。
申し込み方法
ITパスポートの申し込み方法を画像を多用してわかりやすくまとめているのでぜひ参考にしてください。
基本情報との違い
基本情報とITパスポートの違いについて別記事で詳しくまとめているので参考にしてください。
有効期限
情報処理技術者試験は一度合格したらずっと有効になります。有効期限はありませんので失効することもないです。近年では受験料が値上げしているので早めに合格しましょう。
国家試験?国家資格?
情報処理技術者試験は「国家試験」であり、「国家資格」ではありません。ただ例外として、情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)は国家資格になります。