【2023年】LPIC level 3におすすめの参考書・問題集・ハンズオン



LPIC level 3におすすめの参考書・問題集・ハンズオンを紹介していきます。
私自身、IT未経験からSESの会社に入社し、1ヶ月でLPIC level 3に合格しました。現在はLPIC level 3まで取得しております。各試験の詳細は以下から確認できますので必ず目を通しておくことをおすすめします。
【注意1】LPIC level 3試験は2022年にバージョンアップされた
すべてのLPIC level 3試験は2022年にバージョン3.0にバージョンアップされました。
LPIC level 3試験は2023年現在、4種類あります。以前は3種類でしたが、LPIC 304がLPIC 305とLPIC 306に分割され、4種類になりました。
- LPIC 300(混在環境)
- LPIC 303(セキュリティ)
- LPIC 305(仮想化とコンテナ化)
- LPIC 306(高可用性(HA)とストレージ)
各試験の詳細な変更点に関しては、LPI日本支部のYouTubeであがっているので参考にしてください。
【注意2】LPICとLinuCは別試験
よく間違われやすいですが、LPICとLinuCは別々の団体が行なっている別試験です。LPICがグローバルスタンダードなのに対して、LinuCは日本に特化したLinux試験である点が特徴です。ただ試験内容自体は大きく変わることはありません。
基本的にはLPICを受験される方が多いですが、最近できたLinuCも知名度は上がってきていています。

【対策1】参考書と問題集はわけて活用するのがおすすめ
LPIC level 3に限らず、IT試験対策として、参考書と問題集はわけて活用するのがおすすめです。
理由としては参考書ではあまり問題演習ができないからです。資格試験では特にインプットよりもアウトプットの方が大事です。アウトプット中心の勉強方法で進めて、わからなかった・不足していた点を参考書に立ち返って学ぶ方法がおすすめです。
【対策2】理解しずらい点はハンズオンがおすすめ
各分野のトピックを深く掘り下げて問われます。机上だけで覚えるのは非常に困難なので、実際に手を動かしながら学んでいくハンズオンを強くお勧めします。
実際にコマンドをうって、挙動を確認すると、非常に理解しやすいです。わからない点は実際に触ってみる・いじってみるというのが優秀なエンジニアの素質になるので主体的に学ぶことをおすすめします。
LPIC 300におすすめの参考書
2023年現在でLPIC 300の新バージョン(3.0)に対応した参考書は販売されておりません。ただ、おおまかな内容は旧バージョン(1.0)と変わらないため、参考までに旧バージョン(1.0)の書籍を紹介します。
本書はLPIC 300の旧バージョン(1.0)で定番のLPIC 300対策の参考書です。俗にいう、あずき本です。
LPIC-3 試験のための教科書として、特に Samba および LDAP に関するトピックに焦点を当てています。本書には、豊富な図表や実践的な例題があり、Linux 環境に慣れている人々にとっては、理解を深めるのに役立ちます。
本書のみで理解するのはなかなか骨が折れると思いますので、本書は辞書的に活用し、問題演習後に本書の関連項目を読み返す使い方がおすすめです。
ただし、新バージョン(3.0)には対応できていないため、新バージョン(3.0)で新規追加された内容は独学で学ぶのが必須です。また、本書では模擬問題や演習問題がほとんど用意されていないため、後述するPing-tと併用するのが必須です。
- 本書はLPIC 300の旧バージョン(1.0)で定番のLPIC 300対策の参考書
- 本書は辞書的に活用し、問題演習後に本書の関連項目を読み返す使い方がおすすめ
- 新バージョン(3.0)で新規追加された内容は独学で学ぶのが必須
LPIC 303におすすめの参考書
LPIC 303に役立つ参考書・問題集は別記事でまとめておりますので、ぜひ参考にしてください。

LPIC 305・LPIC 306におすすめの参考書
2023年現在でLPIC 305、306の新バージョン(3.0)に対応した参考書は販売されておりません。ただ、おおまかな内容はLPIC 304の旧バージョン(2.0)と変わらないため、参考までに旧バージョン(2.0)の書籍を紹介します。
本書はLPIC 304(305と306の派生元)の旧バージョン(2.0)で定番のLPIC304対策の参考書です。俗にいう、黒本です。
Virtualization and High Availability に関する主要なトピックを包括的にカバーしており、具体的な実例や手順が紹介されているので、理解を深めることができます。また、図表やスクリーンショットを豊富に使用しているため、わかりやすく視覚的に学ぶことができます。
こちらも本書のみで理解するのはなかなか骨が折れると思いますので、本書は辞書的に活用し、問題演習後に本書の関連項目を読み返す使い方がおすすめです。
こちらも同じく、新バージョン(3.0)には対応できていないため、新バージョン(3.0)で新規追加された内容は独学で学ぶのが必須です。また、本書では模擬問題や演習問題がほとんど用意されていないため、後述するPing-tと併用するのが必須です。
LPIC 305も306もそれぞれ304から分離して、派生した試験になるため、本書のみでは到底合格できないので、試験範囲を確認して、新規追加された内容は対策が必須です。
- LPIC 304(305と306の派生元)の旧バージョン(2.0)で定番のLPIC304対策の参考書
- 本書は辞書的に活用し、問題演習後に本書の関連項目を読み返す使い方がおすすめ
- 新バージョン(3.0)で新規追加された内容は独学で学ぶのが必須
LPIC level 3におすすめの問題集・ハンズオン
【問題集】実績と定番のWeb問題集

IT試験対策で定番のPing-tです。
Ping-tはLPIC 300や305、306の派生元のLPIC 304で豊富な演習問題を行え、Webサイトなので電車通勤などのスキマ時間を利用してLPIC学習を続けられるのが特徴です。解説も丁寧で、図解やスクリーンショットを交えて説明されているのでわかりやすいです。
LPIC 問題集は有料会員(1ヶ月2400円〜)になる必要がある点とLPIC 300や305、306の新バージョンに対応した問題集ではない点に注意が必要です。
Ping-tの合格体験記は非常に参考になるのでぜひみてください!
- IT試験対策で定番のPing-t
- LPIC 300や305、306の派生元のLPIC 304で豊富な演習問題を利用可能
- LPIC level 3の問題集は有料会員(1ヶ月2400円〜)限定
- LPIC 300や305、306の新バージョンに対応した問題集ではない点に注意
【ハンズオン】LPIC level 3におすすめのハンズオン
LPIC level 3にもおすすめできるハンズオンはLPIC level 2で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ
最後にまとめます。
- 参考書と問題集はわけて活用するのがおすすめ
- 理解しずらい点はハンズオンを活用しよう
- 自分にあった勉強方法を確立しよう
以上!