LPICレベル2の参考書・問題集・動画
LPIC level 2におすすめの参考書・問題集・ハンズオンを紹介します。
私自身、LPICレベル2に合格し、現在はLPICレベル3まで取得しています。LPIC level 3の合格体験記は別記事でまとめています。
LPICレベル2はLPICの中でも1番難しいと言われてることが多い試験です。私自身もLPICレベル2(特に201)が最も難しく感じました。LPIC202ではWebサーバやDNSサーバの知識が身につくので実務に特に役立ちました。
Linux参考書は高く売れるかも
LPIC・LinuCなどのLinux参考書を購入したときに丁寧に使用・管理すれば、高く売れる可能性が高いです。私自身が一括査定買取サイトでIT参考書を査定に出した体験談をまとめているのでぜひ参考にしてください。
高く売るコツとしては、きれいな状態で管理して、使用したらすぐに売ることです。
LPICとLinuCは別試験
よく間違われやすいですが、LPICとLinuCは別々の団体が行なっている別試験です。LPICがグローバルスタンダードなのに対して、LinuCは日本に特化したLinux試験である点が特徴です。ただ試験内容自体は大きく変わることはありません。
受験時には間違えないように気をつけてください。基本的にはLPICを受験される方が多いですが、LinuCも徐々に知名度は上がってきてます。
おすすめの参考書・ハンズオン
定番のあずき本
LPICレベル2対策で人気・定番の参考書です。俗にいう、あずき本です。私自身も本書を利用してLPICレベル2に合格しました。
本書はLPI公式の認定テキストとして出題範囲を万遍なくかつ分かりやすく解説されています。また、章ごとに学習内容を確認するための練習問題とLPIC 201と202の模擬試験を各1回分用意されています。さらに、Linux実習環境をWebサイトからダウンロード可能であり、実際に手を動かして学べます。
本書は辞書として活用し、問題演習後に関連項目を何度も読み返す使い方がおすすめです。
- 人気・定番の参考書
- LPI公式の認定テキスト
- LPIC201と202の模擬試験を各1回分用意
- Linux実習環境でハンズオンも可能
- 辞書として活用するのがおすすめ
Linuxカーネルを学べる
Linuxカーネルを学べる入門書です。主にLPIC 201の試験範囲です。
Linuxの心臓部分であるカーネルの動作を実験用プログラムで自ら試し、体感することでカーネルの挙動・仕組みを基礎から理解できる入門書です。OSとしてのLinuxがどのように動いているのかが分かります。
特にカーネルの仕組みは抽象的な概念での理解が多くイメージしずらいので、本書で基礎固めをするのがおすすめです。
- Linuxカーネルを学べる入門書
- カーネルの仕組みを基礎から理解できる
そのほかにもLinuxカーネルの勉強に役立つ参考書を別記事で紹介しています。
わかりやすい本
図解を用いて非常にわかりやすいLinuxの解説本です。
フルカラーで非常にわかりやすいグラフや図解を交えながら、Linuxの仕組みについて丁寧に解説しています。Linuxの基礎知識や、プロセス、ファイルシステム、ネットワーク、仮想化技術、コンテナや仮想マシンの仕組みについても詳しく解説しています。
さらに、Linuxのハードウェア仕様やパフォーマンスチューニングについても解説されており、実践的な知識を学べます。特にパフォーマンスチューニングはLPIC201でも出題比率が高く、実務でも多用されるので本書で学ぶことをおすすめします。
LPIC 303の新バージョンで問われるようになった「cgroup」についても触れられており、有益だなと思いました。
- 非常にわかりやすいLinuxの解説本
- フルカラーでグラフや図解を多用している
- LPIC201対策におすすめ
DNSの教科書
DNSの仕組みや設定方法について解説した評判の高い教科書です。
本書は、初心者にもわかりやすい内容で構成されており、DNSの基本から応用までをカバーしています。また、DNSサーバーの設定や運用方法、DNSを使ったWebサイトやメールサーバーの運用に必要な知識を習得できます。
LPIC202で問われるDNS関連の内容は本書で詳しく解説されています。個人的に実務でもお世話になった参考書であり、おすすめです。
- 評判の高いDNSの教科書
- DNSサーバーの設定や運用方法を学べる
- LPIC202のDNS対策におすすめ
LDAPの入門本
本書は、LDAPを学べる入門書・教科書です。
LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)というディレクトリサービスの基礎から、OpenLDAPという実際のソフトウェアの構築や運用方法まで詳しく解説している参考書です。LDAPは、データを検索するためのプロトコルであり、OpenLDAPはその実装の一つです。
本書では、LDAPの基本的な仕組みや用語から始まり、OpenLDAPのインストールから設定までを丁寧に解説しています。また、LDAPの運用に必要なセキュリティやバックアップなどについても触れていて、有益です。
- LDAPを学べる入門書・教科書
- LDAP構築や運用方法まで解説
- LDAP運用の実務的内容を学べる
マンガで学ぶ
本書は、Linuxのネットワーク操作をマンガで楽しく学べる本です。
ITエンジニア初心者でも理解しやすい漫画形式で書かれたLinuxのシェルスクリプト応用やネットワーク操作を学べる書籍です。本書は、Linuxのシェルスクリプトについては、定型的なコマンドを使ってプログラムを組む方法や、標準出力、標準エラー出力、変数、条件分岐、ループ、関数などの基礎的な内容から、実践的な内容まで幅広く解説しています。
また、ネットワーク操作については、TCP/IP、DNS、DHCP、HTTP、FTP、SMTP、SSH、NFSなどに関する基礎的な知識から、実践的な内容まで解説しており、LPICレベル2で問われるネットワークの基礎を学べるのが特徴です。
教科書のような本が苦手な方にはおすすめです。
- マンガで楽しく学べる本
- ネットワークの基礎を学べる
- 教科書が苦手な方におすすめ
おすすめの問題集
定番の問題集
LPICレベル2で定番の問題集です。私自身も本問題集を利用してLPICレベル2に合格しました。
本問題集はLPI公式の認定テキストとして出題範囲を万遍なく学べる問題集です。各問題に対して豊富な図や表を使った解説がされているため理解するのに役立ちます。496問の問題演習が用意されているので、すべての問題を理解すれば合格できる可能性はかなり高いです。
536ページと分厚いため持ち運びに困る点には注意が必要です。通勤などではWeb問題集であるPing-tを併用しながら問題演習を行うと合格にかなり近づくでしょう。
- 最も人気で定番の問題集
- LPI公式の認定テキスト
- 豊富な図や表を使った解説
- 496問の問題演習が可能
- 持ち運びにはやや重い
Web問題集
IT試験対策で定番のPing-tです。
Ping-tはLPIC 201で680問以上、LPIC 202で730問以上の演習問題を行え、Webサイトなので電車通勤などのスキマ時間を利用してLPIC学習を続けられるのが特徴です。解説も丁寧で、図解やスクリーンショットを交えて説明されているのでわかりやすいです。
また、解説を読んでわからなかった場合は掲示板フォーラムを通じて質問も可能です。質問に対しての返答も早く、丁寧に解説してくださるユーザも多いので私自身も非常に助かりました。
LPIC 201、202の問題集は有料会員(1ヶ月2400円〜)になる必要があります。ただ、LPICレベル3も続けて目指して勉強していきたいという方には非常に有益なサイトなのでおすすめです。
Ping-tの合格体験記はぜひ参考にしましょう。
- 定番のWeb問題集サイト
- 1400問以上の問題演習が可能
- 掲示板フォーラムで質問も可能
- LPICレベル2は有料
- LPICレベル3も取りたい方におすすめ
LPICに役立つ情報
無料勉強サイト
LPIC試験に役立つLinuxを無料で学べる学習サイトを紹介しているのでぜひ参考にしてください。
受験料
各LPIC試験の受験料とバウチャー入手方法を別記事でまとめています。
試験申し込み方法
LPIC試験の申し込み方法は別記事でわかりやすくまとめています。