履歴書・名刺への記載方法
履歴書・名刺の書き方
情報処理技術者試験の履歴書・名刺表記は、IPA公式が回答するように決まったフォーマットや書き方はありません。以下の記載例にもあるとおり、試験名と合格した旨をわかりやすく履歴書・名刺に記載すればよいです。
以下のとおりIPA公式では、履歴書・名刺に各試験の正式名称で記載する必要はありません。
名刺等への記載ルールは定めておりませんので、記載方法は合格者ご自身に判断していただいております。
記載例
引用元:「名刺等への書き方を教えてください。」https://www.ipa.go.jp/shiken/faq.html
- ITストラテジスト(2017年合格)
- 基本情報技術者
- 平成29年度春期 情報セキュリティマネジメント試験 合格
- ITパスポート試験 合格
具体例
具体例として履歴書や名刺に記載例を紹介します。各試験は正式名称で記載しています。
情報処理技術者試験はそもそも「国家資格」ではなく、「国家試験」なので「〇〇試験 合格」と記載しましょう。あくまで試験に合格しただけで「資格」を保有するわけではないです。ただ、登録セキスペのみは国家資格です。詳細は別記事でまとめています。
20XX年 | ITパスポート試験 合格 |
20XX年 | 情報セキュリティマネジメント試験 合格 |
20XX年 | 基本情報技術者試験 合格 |
20XX年 | 応用情報技術者試験 合格 |
20XX年 | 情報処理安全確保支援士試験 合格 |
20XX年 | ネットワークスペシャリスト試験 合格 |
20XX年 | データベーススペシャリスト試験 合格 |
20XX年 | エンベデッドシステムスペシャリスト試験 合格 |
20XX年 | プロジェクトマネージャ試験 合格 |
20XX年 | システムアーキテクト試験 合格 |
20XX年 | ITストラテジスト試験 合格 |
20XX年 | ITサービスマネージャ試験 合格 |
20XX年 | システム監査技術者試験 合格 |
ITパスポートは履歴書に書かない方がいい?
ITパスポートは履歴書に書かない方がよいかと不安になる方もいるかと思いますが、ITパスポートも履歴書に書いた方がよいです。
上位試験である基本情報や応用情報を持っていたとしても、ITパスポート試験に合格したことを記載したほうがよいです。ITパスポートに合格してから基本情報や応用情報に合格して自己研鑽に継続的に励んでいることをアピールできるのでわざわざ省略する必要はないです。
登録セキスペの場合
情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)は登録している場合と未登録の場合で記載方法が異なるので注意してください。
未登録の場合
情報処理安全確保支援士試験に合格したが未登録の場合は以下のように記載しましょう。ポイントしては、試験に合格したことのみを記載する点です。未登録の場合は情報処理安全確保支援士を名乗れないので注意しましょう。
情報処理安全確保支援士試験に合格後、登録されていない方は、例えば次のような記載が可能です。
引用元:「名刺等への書き方を教えてください。」https://www.ipa.go.jp/shiken/faq.html
- 2017年 情報処理安全確保支援士試験 合格
- 平成29年度春期 情報処理安全確保支援士試験 合格
- 情報処理安全確保支援士試験 合格
登録済みの場合
情報処理安全確保支援士の登録をしている場合は、情報処理安全確保支援士と記載しましょう。ポイントとしては、情報処理安全確保支援士と記載する際に、6桁の登録番号を必ず明記しましょう。
◇日本語表記
引用元:「履歴書や名刺への書き方を教えてください。」https://www.ipa.go.jp/jinzai/riss/ps6vr7000001ata5-att/000093517.pdf
情報処理安全確保支援士(【登録番号(※1)】)
登録情報セキュリティスペシャリスト(【登録番号(※1)】)
※1【登録番号】の表記例:登録番号 XXXXXX、登録番号第XXXXXX号、第XXXXXX号、XXXXXX
IPA試験に役立つ情報
国家試験?国家資格?
情報処理技術者試験は「国家試験」であり、「国家資格」ではありません。ただ例外として、情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)は国家資格になります。
有効期限
情報処理技術者試験は一度合格したらずっと有効になります。有効期限はありませんので失効することもないです。近年では受験料が値上げしているので早めに合格しましょう。
領収書の発行方法
情報処理技術者試験の領収書の発行方法は別記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
最後にまとめます。
- IPA公式では、履歴書・名刺への記載ルールは定められていない
- 情報処理安全確保支援士の登録をしていない場合は、試験に合格したことのみを記載する
- 情報処理安全確保支援士の登録をしている場合は、6桁の登録番号を必ず明記する
以上!