【実体験】完全未経験から社会人2年目でフリーランスのネットワークエンジニアになった話
2020年の9月で、フリーランスのネットワークエンジニアとして独立して1年を迎えることになりました!
自分自身、社会人3年目のへっぽこエンジニアですが、フリーランスとしてお金を稼ぐことができています。
そこで、本記事では就活でどこも受からず、第二新卒でSES入社、文系、完全に未経験だった自分が、2年目でフリーランスのエンジニアとして独立したキャリアを率直に書いていきたいと思います!!
- ネットワークエンジニアを目指されている方
- フリーランスのエンジニアに興味がある方
- 現ネットワークエンジニアでフリーランスを考えている方
- フリーランスのネットワークエンジニアの実情が気になる方
SESの会社に文系・未経験で入社
- 文系私立大学出身
- 就職浪人で第二新卒で就職
- SESの仕組み、どんなエンジニアになるのかわからないまま入社
- パソコンの基本知識は全くないまま入社(ブラウザで検索しかしない程度)
自分は文系私立大学出身で、就職浪人をしていました。
就活の時にはどこも内定することができなかったので、就職浪人するしかありませんでした。就職浪人時もうまくいかず、9月ごろまで内定がゼロでした。
その後、たまたま書類なしで、応募できた数十人規模のSESの会社に内定をもらうことができました。ただ、この時点では自分がどういうエンジニアになって、どこで働くのかも本当に何もかもがわかっていない状況でした(笑)
Linuxとかインフラエンジニアと言われても、まったくわからない状態で入社しました。
会社の研修でスクールに通い、2ヶ月でLPICとCCNAの取得をしました。
未経験だった焦りから必死に勉強しましたが。。入社時の同期は10人程度でしたが、LPICとCCNAを2ヶ月で取得する名目でスクールに通いながら達成できた同期は自分も含めて3人しかいませんでした。
この時に、世の中で勉強する人が少ないことを実感しました。
上司の方の転職と業界の闇
- 現場に配属されて、全くついていけず、仕事後に勉強する日々(1年目)
- 上司の方の転職
- SESは人材派遣の意味合いが強い
- 現場の実績が給料に反映されない
- 偽装請負
現場に配属されましたがほとんど仕事での勉強がわからなかったため、仕事後にもCCNPの勉強をしました。3ヶ月ほど勉強してCCNPを取得しました。
そろそろ仕事で慣れ始めてきたところで、上司の方が転職されました。
理由は明確で、給料が上がらないこととのことでした。。
入社7年以上の方だったのですが、1年目である自分の給料から10万ほどしか変わらないことに絶望感を感じました。その方は、現場で非常に高い評価を受けていたのですが、自社ではほとんど功績が評価されておらず、給料にも反映されていませんでした。
また、自分1人で現場に配属されていたため、偽装請負の疑いがありました。自分は法学部を卒業していたので、法律を理解するのは苦ではないので気づくことができました。。
このように、数年以内に給料が全然上がらないことと自社の契約上の不満から、2年目で自社を退職することを決意しました。
転職とフリーランスで悩む
- 転職で自主的な勉強(資格取得)が評価される
- 転職で好感触だったので、フリーランスとして独立して失敗したとしても、転職できると判断した
- エンジニアこそ社会からの評価(市場価値)を把握するべき!
自社を退職することは決めたものの、最初は転職をするのか、独立をするのかに悩みました。
転職活動をするうちに、大手の企業から多くのスカウトや内定をいただくことができました。(資格取得などで業務外にも勉強してきたことが評価されました。)
未経験から社会に出て2年目の、現場のスキルは全くないポンコツエンジニアでも、転職市場でこんなにも評価されたことにびっくりしました。(コロナ前で転職市場が好況だった、若手エンジニアの不足が大きな要因)
ここである程度自信がつき、内定を辞退して、どうせなら若いうちにフリーランスとして独立してみようと決意しました。
転職で2倍ほど給料はあげることができましたが、フリーランスとして独立した場合の方が、振り幅が大きかったことも後押ししましたね!(お金は大事!笑)
フリーランスとして独立した結果・・
- 働き方は会社員と変わらないが、給料は3倍以上になった
- 安定はないので、ますます日々勉強しなければならないという危機感が染み付いた
- 「自由」ゆえに成長するも腐るも自分次第!笑
未経験からネットワークエンジニアになって2年目でフリーランスとして独立しましたが、給料は3倍以上の年収になりました!!!
「フリーランスとして独立するためには技術力が必要だ」
「フリーランスになるには○○年は必要だ」
「フリーランスは安定していない、正社員は安定している」
↑のようなことをよくいわれますが、私はどれも否だと思います。
技術力よりも、勉強し続ける姿勢が大切
技術の変化が著しいIT業界において、一番大切なことは「勉強し続ける知的好奇心」だと思います。優秀な人にあうことが多いのですが、知らないことやわからないことに対して非常に前向きな印象が強いです。
技術力があるから優秀なのではなくて、知的好奇心が強く、新しいことやわからないことを追求する姿勢が技術力という果実になっているのだと痛感しています。
経験年数は関係ない、なることは誰でもできる
現場経験なんて当てになった試しがありません。期間が長くても、内容(技術力)が伴わない人はかなりいるからです。
フリーランスだからある程度のレベルじゃないといけないと思うのは間違いです。
自分自身、レベルがまだまだレベルが高いわけではありませんし、できることの方が限られます。毎日が勉強の日々です。
テスターのような案件もありますし、エンジニアとして2、3年やってきた方であれば余裕で案件は見つかると思います。
勉強しないフリーランスエンジニアは安定していない
正社員も安泰ではない
フリーランスエンジニアは安定していないとよく言われます。
正直これは実感がありません。現状ではエンジニア不足であり、むしろエンジニアが現場を選ぶことができる状況だと思います。それなりに勉強して、成長意欲のあるエンジニアであれば今後将来も安定しているはずです。
ただ勉強しないエンジニアは当然不安定だと思います。
フリーランスであろうが、会社員であろうが、どの業界であろうが勉強しない人の現状が好転することはないでしょう。
【結論】フリーランスのハードルは本当は低い
- 自分で営業しなくてもエージェントがあり、理想の案件を選べる
- フリーランスのレベルが高いわけではない
- ただ会社に属しているか個人事業主かの違いだけ
- 向上意欲の高い人にとっては、絶対にフリーランスのがいい(主観)
フリーランスエンジニアになるのは簡単です。
仕事内容もSESの時と変わりません。それなのに、給料は3倍以上になりました。
案件もエージェントを経由することで安定して見つけることができます。案件に困ったことは一度もありません。
案件によっては当然、一定の技術力やスキルが求められることもあります。
しかしながら、それよりも大事なのは、向上意欲の高いことを評価されれば採用されると実体験として感じています。
向上意欲が高いことをアピールするためには、業務以外でも勉強することが一番楽です。
なぜなら、ほとんどの人が勉強をしないからです。少しでも勉強することで差がつきます。
「今勉強をまったくしていないから、フリーランスエンジニアになれないや」と思うのはもったいないです。誰しもが、変わりたいと思ったその瞬間から、なりたい姿になるための行動をすればいいと思います。
でもいきなり未経験からフリーランスになるのはハードルが高すぎます。そこで、1年程度経験を積んでから、フリーランスエンジニアになったらいいのではと思います。経験を1年程度積んだならもう独立してもいいと思います。やらなければならない環境に身を置くことこそが最もなりたい姿になるための近道です。人間はすぐに言い訳しちゃいますからね笑
最後に、フリーランスエンジニアになって後悔したことは一度もありません。むしろ毎日が楽しいですし、フリーランスの良さを少しでも伝えることができればと思います!フリーランスエンジニアや現在の仕事に不満を感じていらっしゃる方の参考になれれば幸いです!
以上!