Microsoft Learnとは
Microsoft Learnの使い方をわかりやすく解説します。
Microsoft Learnは無料で利用でき、Microsoft認定資格対策、技術ドキュメントの確認、ハンズオンなど非常に役立つドキュメントが豊富に用意されているのでぜひ利用しましょう。
Microsoft Learnとは
Microsoft Learnとは、マイクロソフトが提供する製品とサービスに関する無料のオンライン学習プラットフォームです。具体的にはAzure、Windows、Office、Dynamics、Power Apps、Teamsなどのマイクロソフトが提供する製品とサービスに関する公式ドキュメントがすべてまとめられているポータルサイトです。
Microsoft Learnでは公式ドキュメントを確認でき、Microsoft認定資格の試験対策も無料で行えるのでぜひ活用していきましょう。
- マイクロソフトのオンライン学習プラットフォーム
- すべて無料
- 豊富な技術ドキュメントが用意
- Microsoft認定資格の資料も用意
- ハンズオン教材もある
Microsoft Learnのログイン
Microsoft Learnはお持ちのマイクロソフトアカウントでログインできます。Microsoft Learnのプロファイルにログイン(サインイン)することで、Microsoft Learnでの学習履歴やMicrosoft認定資格の管理を行えます。
ログイン(サインイン)すると、右上にご自身のアイコンが表示されます。プロファイルに移動すると、詳細のプロフィールを確認できます。
プロファイル画面では、ご自身のMicrosoft Learnの学習履歴やMicrosoft認定資格の管理を行えます。バッジやトロフィー、学習レベルが用意されているのでご自身がどれだけMicrosoft Learnで学習しているかを可視化できます。
試験中に参照可能
Azure試験を含む、ロールベースおよび専門試験のマイクロソフト認定試験でMicrosoft Learn(公式ドキュメント)を見ながら受験できるように変更されました。参考
変更内容の要点をまとめると以下の通りです。
- Q&Aとプロフィールを除く、learn.microsoft.comドメイン内のすべてにアクセス可能
- 試験時間内であれば検索可能
- 試験時間は現行と変わらない
- 試験画面とMicrosoft Learnの画面を並べて調べられる
- 日本語の公式ドキュメントを確認可能
- 基礎試験(AZ-900など)では利用できない
個人的には試験内容としてはより高度になると推測しています。これまでの暗記寄りの試験内容とは異なり、Microsoft Learn(公式ドキュメント)を精読、正しく解釈して各シナリオに対しての最適なソリューションを導くという実務・実践形式に近い高度な問題が増えると予想しています。
また普段からMicrosoft Learn(公式ドキュメント)を活用しながら試験学習を行うのがベストです。
対象試験
マイクロソフト認定試験のロールベースおよび専門試験はBecome Microsoft Certifiedで確認できます。対象試験はMicrosoft Learn(公式ドキュメント)を見ながら受験可能です。
逆に基礎試験(AZ-900など)ではMicrosoft Learn(公式ドキュメント)を見ながら受験できないので注意です。
試験のデモ
実際の試験のデモ動画がマイクロソフト公式で公開されているので、Microsoft Learn(公式ドキュメント)の活用方法を試験前にインプットしておきましょう。
Microsoft Learnの使い方
Microsoft Learnの代表的な使い方を3つ紹介します。
- Microsoft認定資格対策で利用する
- 公式ドキュメントを確認する
- ハンズオンを利用する
Microsoft認定資格対策
Microsoft LearnはMicrosoft認定資格対策として利用できます。Microsoft認定資格の一覧はBecome Microsoft Certifiedで確認できます。各試験ごとに資格対策コースが用意されており、無料で試験対策が可能です。Microsoftは無料で試験対策ができるというのが素晴らしいです。
具体的にAzureのAZ-104試験対策を行う場合で解説します。まずはBecome Microsoft Certifiedから「AZ-104」をクリックします。他のMicrosoft認定資格対策の場合は、各自読み替えてください。
AZ-104の資格対策ページに移動しました。下にスクロールします。
資格準備の方法でラーニングパスが用意されているので「続行」をクリックします。
AZ-104のラーニングパスに移動しました。AZ-104の試験分野・セクションごとに学習内容が用意されています。
各ラーニングパスを下に移動すると、詳細の学習内容が表示されるので上から順番に進めていきましょう。「開始」をクリックすると学習が開始されます。
学習が開始されたあとは順に進めていくだけです。
学習内容の中でラボシミュレーションを行える場合もあります。画面をクリックすると、ラボ環境を自身で構築することなく設定の流れを把握できます。
学習の最後には知識チェックも用意されており、各問題の解説も付与されています。
各試験の模擬試験の受験方法
各試験には無料の模擬試験が用意されています。実際の試験と同じ問題数で同じような問題演習ができるので受験前に必ず利用しましょう。模擬試験の受験方法は、各資格のトップページを下にスクロールすると「試験のスケジュール設定」があるので、「無料の練習用評価を受ける」から受験可能です。
模擬試験を受験すると英語で表示されますが、Google翻訳を適用すれば特に問題ありません。
基本的には右クリックでGoogle翻訳を適用すれば自然な日本語で模擬試験を受験できるでしょう。
公式ドキュメント
Microsoft Learnで技術的な公式ドキュメントを探す方法を紹介します。フィルターを使ったアクセスももちろん可能ですが、今回は基本的な技術ドキュメントのアクセス方法をまとめます。
Microsoft Learnの上のタブで「ドキュメント」をクリックすると、技術ドキュメントに移動します。対象の製品やサービスを選択します。ここでは「Azure」を選択します。
Azureの公式ドキュメントがまとめられているページに移動しました。例としてAzure StorageのBlod Storageについて調べてみます。左側のタブから「Storage」をクリックします。
Azureのストレージサービスが一覧で表示されます。対象のAzure Storageをクリックします。
Azure Storageのドキュメントページに移動できました。ここからはご自身の用途別にページに遷移しましょう。ここではAzure Storageの中でもBlob Storageについて説明されているページに移動したいので、「すべてのBlob Storageドキュメント」に移動します。
Azure Blob Storageのドキュメント一覧ページに遷移できました。「Azure Blob Storageとは」に移動します。
Azure Blob Storageについて詳しく書かれているドキュメントページに移動できました。
Azureではサンプルのアーキテクチャーを確認したりもできます。Azureの上の「アーキテクチャ」タブから「参照アーキテクチャ」でサンプル設計がまとめられたページに移動できます。
また、Azureの上の「リソース」タブから「価格」でAzureサービスの価格を調べられる役立つページもあります。
各Azureサービスの価格を調べることができ、見積もりに便利な料金計算ツールやAzure移行にかかる費用をシミュレーションできる総保有コスト (TCO) 計算ツールも非常に便利です。
ハンズオン
Microsoft Learnは無料でハンズオン学習も可能です。各種ドキュメントのクイックスタートやチュートリアルで簡易的なハンズオンを行えるので非常に便利です。
例えばAzure Blob Storageのドキュメント一覧ページの「クイックスタート」に移動してみます。
Azure portal(GUI)を利用して、Azure Blob Storageに関するハンズオン手順通りに実施すれば、理解が深まるでしょう。なお環境自体はAzureの無料枠を利用して学習できます。
動画で使い方を学ぶ
マイクロソフト公式のYoutubeチャンネルでMicrosoft Learnの使い方が解説されているので、こちらも参考にしてみてください。
Azure資格に役立つ情報
ロードマップ
全18種類あるAzure資格を取得するまでのおすすめロードマップをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
資格一覧
全18種類のAzure資格の詳細情報は以下にまとめています。
参考書・問題集
全18種類のAzure資格におすすめの参考書・問題集まとめていますので、ぜひ参考にしてください。