ネスペの難易度と勉強時間
ネットワークスペシャリストの30個の合格体験記から難易度、勉強時間を調べました。
調査した概要は以下のとおりです。
- ネットワークスペシャリストの合格体験記30個が調査対象
- 合格体験記は無作為に選ぶ
- 対策しやすい、簡単などの明記は「簡単」でカウント
- 難易度の言及がない場合は「普通」でカウント
- 落ちた、不安、迷ったなどの明記は「難しい」でカウント
難易度
ネットワークスペシャリストの合格者の難易度感想を調べた結果、「難しい」と答える方が40%を占めました。
午後試験が難しいという意見が多く見受けられました。特に午後1や午後2の設問ごとに難易度がかなり変わる年度もあったり、ネットワーク知識がないと解けない問題が多いので難しく感じるという声が多かったです。
同様に「難しい」と答える割合を調べた際には応用情報が23%、セキスペで26%だったので応用情報よりはかなり難しく、情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)よりも難しいという位置付けになりそうです。
セキスペは国語力で得点を稼げることも多いがネスペは技術知識を絡めないと得点を稼げないという声がある通り、セキスペよりはネスペの方が難しいという声が多数派でした。
勉強期間
ネットワークスペシャリストの合格者で1番多い勉強期間は「3ヶ月」で40%でした。
ネットワークスペシャリストの勉強期間の目安としては、1ヶ月から3ヶ月程度の勉強期間が必要と考えるのが無難でしょう。6ヶ月以上と計画的に勉強期間を入念に取っている方も多く見受けられました。
1〜3ヶ月が多い結果となったのは試験申し込みが3ヶ月前に行われるのが影響していると推測できます。試験申し込み時から入念に試験対策を行うのが合格に近づく布石となるでしょう。
受験回数
ネットワークスペシャリストの合格者の受験回数で最も多かったのは、「1回目」と「2回目」でそれぞれ30%ずつを占めました。1回目で合格した受験者の属性は情報系の課程で学んだ方が多かったです。逆に複数回受験されて合格した受験者の属性は年代が40〜50代の方が多かったです。
勉強時間
各受験者の合格体験記に勉強時間が詳細に書かれていない場合もあるので正確には把握できません。
そのため、1日1、2時間の学習時間という仮説で勉強時間を検討すると、ネットワークスペシャリストに合格するまでに必要な勉強時間は30時間〜360時間になると推測できます。
ネットワークスペシャリストに合格するまでに必要な勉強時間は短くて30時間以上が目安となるでしょう。
現役ネットワークエンジニアであれば目安の勉強時間は100時間程度となるでしょう。ネットワーク未経験者やIT初心者が勉強したら100時間以上はかかると思います。ネットワーク未経験者であれば、まずは資格対策の前にネットワークの基礎から勉強することになるので300時間程度は見積もっておくのがよいでしょう。
そもそもネットワーク未経験者やIT初心者がネスペをいきなり受けることは非常に少ないです。まずは基本情報、応用情報、CCNAなどの基礎的な試験から勉強しましょう。
難易度ランキング
ネスペの難易度ランキングを別記事でまとめているのでぜひ参考にしてください。
ネスペに役立つ情報
試験日
令和6年度(2024年)のネットワークスペシャリストの試験日は2024年4月21日(日)です。
参考書
ネットワークスペシャリストにおすすめの本・参考書は別記事でまとめているのでぜひ参考にしてください。
午前1免除制度
高度試験の午前1試験免除制度について別記事で解説しています。午前1免除は2年間有効です。
午前1と午前2の違い
高度試験の午前1と午前2の違いと対策方法を別記事でまとめています。
参考年収
ネットワークスペシャリストの参考年収と市場価値を独自調査したのでぜひ参考にしてください。
無料勉強サイト
ネットワークスペシャリストの試験対策に役立つ無料勉強サイトを別記事でまとめています。
申し込み方法
情報処理技術者試験の申し込み方法は別記事でまとめています。
有効期限
情報処理技術者試験は一度合格したらずっと有効になります。有効期限はありませんので失効することもないです。近年では受験料が値上げしているので早めに合格しましょう。
国家試験?国家資格?
情報処理技術者試験は「国家試験」であり、「国家資格」ではありません。ただ例外として、ネットワークスペシャリスト(登録ネスペ)は国家資格になります。
まとめ
結論をまとめます。
- 難易度は「難しい」と答える方が40%
- 最も多い勉強期間は「3ヶ月」で40%
- 最も多い受験回数は「1回目」と「2回目」でそれぞれ30%
- 必要な勉強時間は30時間〜360時間程度が目安
以上!