過去問 解説

ネットワークスペシャリスト 解説 令和元年度 午後2 問1 設問2

概要

ネットワークスペシャリスト令和元年度の解説をしております。
本記事では、令和元年度 午後2 問1 設問2の解説をしております。

引用元:
令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅱ 問1
※一部改変しております。

設問2

(1)空欄キ

空欄を埋める問題ですね。
近くの文章を読み解くことで解ける問題が多いので、確実にとっていきたいですね。

空欄キを含む文章は↓になります。

出典:「令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅱ問1 p5

空欄キの前後の文章がヒントになりますが、「RFC3031で標準化されている」の形容で解けたら本物のネットワークスペシャリストだと思います笑

  • IP-VPNで用いられる技術であること
  • 共有するとあるので、Y社以外の利用者が想定される
  • Y社が他のサービス利用者との不必要な通信は絶対に避けるべきであること(一般論)
  • 顧客ごとにネットワークを分けることができる技術と推測できる

よって、答えはMPLSになります。
知識問題ですので、覚えておきましょう!

●IP-VPN(IP Virtual Private Network)

  • 通信事業者が提供する閉域網(契約者のみで共有されたネットワーク)を利用したVPN
  • インターネットVPNより安全、なぜなら不特定多数が利用するインターネットでVPNを張るのではなく、閉域網でVPNを張るから
  • MPLSという技術で、ラベルというヘッダ情報を付加して、顧客を判別する

●MPLS(Multi-Protocol Label Switching)

  • ラベルというヘッダ情報を付加して、高速なスイッチング処理ができる技術
  • IP-VPNに代表されるキャリアの閉域網で利用される
  • 暗号化をすることなく、付与するラベルで区別をすることができる

 

(1)空欄ク

空欄イを含む文章は↓になります。

出典:「令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅱ問1 p5

Y-VPNの網内の構成をどのような構成であるかを答える問題です。
「異なる拠点間の通話が他の拠点を経由しないように」とあるので、拠点間の通信が中継を挟むことなく直接通話ができるネットワーク構成であることがわかります。

空欄クを満たすしている構成は、フルメッシュ構成となります。
これも知識問題の部類ですので、わからなかったら覚えておけば大丈夫です!

●フルメッシュ構成

  • 全ての機器とつながる構成のため、耐障害性は抜群に高い
  • つながる機器が増えれば増えるほど、管理や設定変更が大変

答えはフルメッシュ

 

(1)空欄ケ

続いては空欄ケになります。

まずは本文から空欄ケの近辺の文章を理解します。↓

出典:「令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅱ問1 p5

出典:「令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅱ問1 p6

本文の内容は以下のとおりです。

  • 本社、支店問わず、全社の内部LANでは静的ルーティングを利用している
  • 本社のデフォルトゲートウェイはL3SW
  • 支店のデフォルトゲートウェイは○○(空欄ケ)

↓新D社のシステム構成図を確認すると、支店のデフォルトゲートウェイの対象となりそうな候補は4機器あります。一個ずつ見ていきましょう。

①AP(無線LANアクセスポイント)

→「全社のAPはブリッジモードで動作させ、PCとスマホを収容する」や「収容端末のIPアドレス及びデフォルトゲートウェイのIPアドレスは、APのDHCP機能を使って配布する」との記載から、APは×

②PoE-SW

→図2の注釈から、電源供給機能付きレイヤ2スイッチとの記載があり、L2SWはデフォルトゲートウェイにはなり得ないため、×

③Y-GW

→図2の「注記1」から「Y-GWを設置しない支店がある」とのことから支店によって構成が異なってしまうので、×

④Y-BBR(ブロードバンドルータ)

→どの支店にも設置されるルータなので、デフォルトゲートウェイとして◎
現行のD社システム(図1、変更前)も確認すると、現行としても内部LANのデフォルトゲートウェイとして利用されていることが推測できる

出典:「令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅱ問1 p5

よって、答えはY-BBR

 

(2)空欄a

出典:「令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅱ問1 p11

まずは問題文から確認していきます。
答える条件として、「表2中の字句を用いて」とあるので、しっかりと条件を踏まえながら当てはまる字句を考えていきましょう!

次に空欄aがある箇所を探します。↓



出典:「令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅱ問1 p5

 

空欄aが当てはまるのは、支店のスマホから本社のIP電話機に対して、電話をかけたときの通信経路が問われていることがわかりました。

スマホかIP電話機かのどの端末かに関わらず、図2のネットワーク構成図から、通信の経路は同じことがわかるため、空欄aと似た通信である項番1-2の本社のIP電話機から支店のIP電話機の通信と同じであることがわかります。

シグナリングと通話で経路が分かれておるーなにこれと思うかもしれませんが、IP-PBXで相手の電話番号を調べて、その番号に電話をかけているのがシグナリングで、相手が呼び出しにOKをしたら、そこから通話になります。

要は、街コン(IP-PBX)で参加者登録をして、その街コンに参加している中から、気になる人(相手の電話番号)にアプローチして(シグナリング,INVITE)、承諾されたら(200 OK)、個別ブース(通話)で話すみたいな感じです。

問題文に戻りますと、「表2中の字句を用いて」とあるので、表2の他の項目と同じように答えれば良いです。

よって、答えは支店-Y-VPN-本社

(3)

出典:「令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅱ問1 p11

まずは問題文から理解していきましょう!

「表2中」とあるので表2の項番2-1と2-2を確認します。↓↓

 

出典:「令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅱ問1 p5

 

表2を確認すると、確かに支店のIP電話機と取引先の電話機間で、通信経路が2通りあります。表2の文字だとわかりづらいので、図2を確認しましょう。↓↓

 

出典:「令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅱ問1 p5

 


出典:「令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅱ問1 p5

 

図2でそれぞれの通信経路を追っていくとわかるのですが、支店からY-VNWに行った後に、公衆電話網にいくか(項番2-1)、支店に通信が戻るか(項番2-1)が相違点とわかります。

なぜそのような通信になるかのヒントを本文や図から探すと、図2の注記1として、「Y-GWを設置しない支店がある」との記述があります。

そのため、「Y-GWの設置の有無によって、各支店の通信経路が変わる」ということになります。


「30字以内で具体的に述べよ」という要件に従いながら解答を考えていきます。

Y-GWの設置の有無によって、各支店の通信経路が変わるから(29字)

よって、答えはY-GWの設置の有無によって、各支店の通信経路が変わるから(29字)
IPAの正式解答はY-GWの設置の有無によって、異なる経路が使われるから(27字)

 

 

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のこのこ
26歳フリーランスのネットワークエンジニア 文系第2新卒からSESに入社、2年目にフリーランスに転職 有益な資格試験の情報を主に提供していきます! ●保持資格 CCNP,LPIC level3,F5101,TOEIC820,AWSクラウドプラクティショナー ●目指す資格 ネットワークスペシャリスト,F5 201,AWSアソシエイトなど