おすすめ勉強方法と参考書
新バージョンにアップデート
2022年にLPIC303は旧バージョン(2.0)から新バージョン(3.0)にアップデートされました。
変更内容としては、新旧のコマンドの入れ替えや関連するアプリケーションの入れ替えが行われました。詳細な変更点に関しては、LPI日本支部のYoutubeで解説されているのでぜひ参考にしてください。
試験結果
2020年の3月29日にLPIC303 (LPI-303 Security version 2.0) を受験し、一発合格できました。
試験結果は以下の通りです。正解数が53問と意外と合ってて嬉しかったです。
試験の手応え
試験時の問題の手応えをまとめました。
45/60 | ◎(自信がある) |
10/60 | △(消去法で答える自信の程度) |
5/60 | ×(全く自信がない問題) |
9/60 | 穴埋め問題 |
勉強時間と難易度
自分の場合はだらだらと勉強してました。難易度としては簡単ではないですが、LPICレベル2を合格してから少し勉強すれば最短で合格できる可能性は高いと思います。
私自身のLinuxの実務経験としてはほとんどないレベルでした。
総勉強時間 | 約75時間 |
勉強期間 | 2ヶ月(2020年1月~3月) |
難易度 | 普通 |
問題演習のPing-tもほぼ全ての問題を金にして、コマ問もある程度答えられる状態で受験しました。
出題範囲と重要度
LPIC303の出題範囲とその重要度は公式のサイトに掲載されているので、必ずチェックしましょう。
自分の場合は、セクションの大項目で比較的に重要度の高いセクションで点をとることができたのが高得点につながったと分析しているため、重要度の高いセクションの学習比率を高めるのがおすすめです。
勉強方法
基本的にはインプットは多くなりますが、アウトプットがより大事になってくるのでPing-tの問題演習や実機での検証で理解を深めることが重要になります。
新バージョンで追加された項目は別途学習、実機で検証したりするのが必要になってきます。
- 参考書で内容を理解する
- 学んだ箇所のPing-tを解く
- わからなかった点をまとめる、実機で検証する
- Ping-tのコマ問と模擬試験で仕上げる
参考書
残念ながら2023年12月時点で新バージョン(ver 3.0)に対応した参考書は販売されていません。
直近の合格体験記を確認すると、LPIC303の旧バージョン(ver 2.0)の参考書を利用しながら、新バージョン(ver 3.0)で新規追加された内容を都度独学されている合格者の方が多いです。
本書の黒本は旧バージョン(ver 2.0)の参考書になりますが、基礎的なセキュリティ知識を身につけることはできます。
本書は必要な要点をシンプルにまとめており、太文字の重要なキーワードと設定コマンドやオプションを理解すれば旧バージョン(ver 2.0)の場合、合格点にのりました。
ただ、新バージョン(ver 3.0)で新規追加された内容を独学で学ぶ必要がある点に注意しましょう。
- 新バージョンの参考書は未発売
- 新バージョンの内容は独学で学ぶ必要がある
問題集
同じく新バージョン(ver 3.0)に対応した問題集も販売されていません。
問題演習としてはPing-tを活用するのがよいでしょう。ただ、Ping-tも新バージョン(ver 3.0)には対応していないため、新規追加された内容に関しては別途補完する必要があります。
参考サイト
新規追加された内容で少しでも参考になりそうサイトがあったので紹介します。
Linuxカーネルのケーパビリティ
Linuxカーネルのコンテナ機能[2] ─cgroupとは?(その1)
WireGuard
LPICに役立つ情報
無料勉強サイト
LPICレベル3でも役立つLinuxを無料で学べる学習サイトを紹介しているのでぜひ参考にしてください。
受験料
各LPIC試験の受験料とバウチャー入手方法を別記事でまとめています。
試験申し込み方法
LPIC試験の申し込み方法は別記事でわかりやすくまとめています。
まとめ
最後にまとめます。
- 2022年に新バージョンにアップデートされた
- 出題範囲と重要度は必ずチェック
- 新バージョンで新規追加された内容をケアしよう
以上!