【不合格体験記】ネットワークスペシャリスト(令和3年)
2021年4月18日(日)にネットワークスペシャリストを受験しました。
結果は不合格でした!!!!!!!!!!!!!!!!!!
反省点を踏まえまして、みなさまには一発合格していただけるように反面教師となれれば幸いです!!(笑)
筆者の受験当時の状況
受験者の経験値やスキルによって、資格の難易度や勉強時間は変わってきます。
参考までに私の受験前の状況ですが、以下となります。
- 社会人4年目(文系未経験からスタートしたポンコツエンジニア)
- 主に現場としてインフラ系、特にネットワークの設計構築を担当
- CCNPやLPIC303を取得済みであるものの社会人1年目くらいに取得したものの特に覚えていない
- ネットワークスペシャリストは2回目の受験(1回目の受験は午後1で不合格)
- やる気と時間だけはある(MAXで平日の1時間、土日に2時間は勉強できる)
午前対策 | 午後対策 | |
---|---|---|
勉強時間 | 6時間30分 | 55時間30分 |
勉強方法 | 午前1は免除 午前2対策は過去問を解くだけ | 午後1を中心に過去問を解く。重要な内容をまとめてアウトプットした。 |
改善点 | 特になし。午前対策に時間はあまりかけるべきではない。 | 午後2特有の長文記述問題や図や表から読み解く問題になれる必要があった。 |
ネットワークスペシャリスト(令和3年)の結果
試験結果は午後2で55点で、合格まで5点足りずに不合格でした!!!
の結果-_不合格.webp)
例年と比べると、午後1が若干難しかった感じで、午後2は例年通りまたはやや易感じでした。午後1で時間がかつかつになるかと思いきや、意外と余裕があったので、過去問の演習慣れは非常に大切だと実感しました。(なお午後2では試験時間を見誤りましたw)

ネットワークスペシャリスト(令和3年)の解答復元
午後1(設問1、3を選択)
午後1は設問1、3を選択しました。
設問1はLLDP、SNMP監視の問題でした。
設問3はQoS、VoIPの問題でした。
特に設問3は避ける人が多そうな設問だと感じましたが、設問2でOSPFバーチャルリンクの内容が問われているなど過去の出題よりも踏み入っている気がしたので手を出しませんでした。
ネスペは設問が難しいそうに見えるものほど問われている内容が簡単で、簡単そうに見えるものほど難しい問いになっている傾向が感じます。(個人の感想です)
設問1
自身の解答 | 公式解答 | |
---|---|---|
設問1(1) | DHCPサーバ | DHCPサーバ |
設問1(2) | (未解答) | 82 |
設問1(3) | L2SWで接続するすべてのポートへブロードキャストで送信する | L2SWの入力ポート以外の全てのポートに転送される。 |
設問2(1) | RT管理コントローラのIPアドレスが変更されても、RTで設定変更が不要だから | RT管理コントローラのIPアドレスが変更された場合でもRTの設定変更が不要である。 |
設問2(2) | HTTP | HTTPまたはHTTPS |
設問2(3) | L2SW01、RT01、Wi-FiAP、RT00、運用管理サーバ | 運用管理サーバ |
設問2(4) | RPに接続した機器とBPに接続した機器では通信ができないから | 店舗から本社にはBP経由でしかアクセスできないから |
設問3(1) | 2 | 2 |
設問3(2) | b:SNMP c:RT管理コントローラ | b:SNMP c:RT管理コントローラ |
設問3(3) | 店舗の構成図が想定の構成図とあっている状態 | 各機器の接続構成が構成図通りであること |
設問3(4) | イ、エ、カ | イ、エ、カ |
設問3
自身の解答 | 公式解答 | |
---|---|---|
設問1 | a:0.4 b:UDP c:ロス d:ToS | a:8 b:UDP c:廃棄、ドロップ、損失 d:ToS |
設問2(1) | 公衆電話網を介した通信 | 拠点間の内線通話 |
設問2(2) | パケットが大きくなり、遅延が発生するから | パケットの音声化遅延が大きくなるから |
設問3(1) | 3440 | 4472 |
設問3(2) | 給電できない旨のログが表示される | L2SWからの給電は行われない。 |
設問4(1) | タグのTCIで識別するから | フレーム中のタグ情報内の優先ビットを使用するから |
設問4(2) | 2 | 2 |
設問4(3) | L3SW0との接続でリンクダウンした場合 | データフレームが出力中の場合 |
設問4(4) | (解答を覚えていない) | ア:f、g、j イ:a、b、c、d、e |
設問4(5) | eLNパケットは大量の動画パケットが流れるため | DパケットによるeLNパケット転送への影響を少なくするため |
午後2(設問1を選択)
午後2は設問1を選択しました。
午後1と同じく、午後2の設問2ではBGPを中心としたルーティングの深い知識が求められており、やや難易度が高そうに思いました。
一方、設問1はスパニングツリーやスタックなど比較的すぐ問題をみただけで解ける問題が多かったので選択しました。
自身の解答 | 公式解答 | |
---|---|---|
設問1(1) | a:キャッシュ b:プライオリティ | a:フォワーダ b:プライオリティ値 |
設問1(2) | 内部DNSサーバ | 内部DNSサーバ |
設問2(1) | MACアドレス FW-L3SW間サブネット 内部サーバ収容サブネット | MACアドレス FW-L3SW間サブネット 内部サーバ収容サブネット |
設問2(2) | c:ルート d:非指定 e:MACアドレス | c:指定 d:非指定 e:MACアドレス |
設問3(1) | 上位 | 上位 |
設問3(2) | ①コンバージェンスの時間が短くなっているから ②転送遅延に設定した待ち時間を待たずにすぐ状態遷移するから | ①ポート故障時の代替ポートを事前に決定しているから ②転送遅延がなく、ポートの状態遷移を行うから |
設問4(1) | 論理的に1台のSWなので、管理対象を少なくできるから | 2台のL3SWを1台のスイッチとして管理できるから |
設問4(2) | スタックL3SW〜新ディレクトリサーバ | スタックL3SW〜新ディレクトリサーバ または スタックL3SW〜新DNSサーバ |
設問5 | ①スタック ②リンクアグリゲーション ループ構成ではないから | ①スタック ②リンクアグリゲーション ループがない構成だから |
設問6(1) | 送信元MAC:現行のディレクトリサーバ 宛先MAC:スタックL3SW | 送信元MAC:現行のディレクトリサーバ 宛先MAC:新ディレクトリサーバ |
設問6(2) | 送信元MAC:PC 宛先MAC:スタックL3SW | 送信元MAC:現行のL3SW1 宛先MAC:スタックL3SW |
設問6(3) | 172.16.254.129~172.16.254.254 | 172.16.254.128~172.16.254.254 |
設問6(4) | 現行のWebサーバにアクセスできてしまうこと | 現行のFWと新FWの仮想IPアドレスが重複する。 |
設問6(5) | NATを現行のWebサーバへ戻す、NAPTも戻す 新ルータ1→新L2SW0→新FW1→新L2SW1→L2SW1 | 静的NATの変換後のIPアドレスを、新公開Webサーバから現行の公開WebサーバのIPアドレスに変更する。 新ルータ1→新L2SW0→新FW1→新L2SW1→L2SW1 |
設問6(6) | ①インターネットから新公開DNSサーバへのDNS通信 ②インターネットから新公開サーバへのアクセス | ①新公開Webサーバ宛のWeb通信 ②新外部DNSサーバ宛のDNS通信 |
設問6(7) | 172.17.11.1 | 172.17.11.1 |
設問6(8) | セグメントをまたいでPCへ自動的にIPアドレスを付与するため、元のIPアドレスを保持するため | PCが収容されているサブネットを識別し、対応するDHCPのスコープからIPアドレスを割り当てるため |
【反省】悪かった点
原因① タイムマネジメント
私がネットワークスペシャリスト(令和3年)に落ちた原因はタイムマネジメントが杜撰だったことが一番原因でした。。
なぜなら、あとで問題を振り返って解いてみると、答えることができた問題が多かったからです。時間をかけても解けない問題が多い場合は知識不足が疑えますが、知識の面ではあまり問題なさそうでした。
具体的にタイムマネジメントの何が悪かったかというと、試験の終了時間を30分はやく見誤っていました。。
受験会場に時計を持参しておらず、かつ、試験の終了時間を勘違いしていたことにより、後半の問題を焦って、満足のいく解答ができませんでした。。
勘違いしてから問題を再度読み直しても時すでに遅しでした。集中力が完全に切れてしまって問題文の内容を読み込んでもまったく頭に入って来ず、放心状態で試験を終えてしまいました笑
上記の午後2の解答復元を確認すると、設問6以降の正答率が低くなっており、焦っていたことが如実に反映されています。なお設問6以降は特に文章から読み解く内容となっていたこともあり、時間の管理がもっとも大事だなと実感しました。
- タイムマネジメントが試験を制す!
- 試験会場に時計を必ず忘れず、持参しましょう!
原因② 体調管理
これも当たり前のことなんですが、受験当日の体調管理も超大事です!
個人的に受験当日前の2週間前から救急車で2回要請するなど突発的な原因不明の動悸と吐き気に苦しめられており、直前の試験対策は全くできずにいました。。
試験当日は体調が悪くなったら、すぐ帰ろうと思ってたくらい不安なコンディションで望んでいたので集中力が無意識的に落ちていたことも考えられました。※正直、受験できたのが奇跡でした
試験でベストなパフォーマンスを発揮するためには、コンディションを整えていることが前提にありますから当たり前のことですが、反面教師として記載しておきます!!
- 試験当日までの健康管理は超大切!
- 試験当日のパフォーマンスは健康でこそ発揮される!
まとめ
最後にまとめます!
- 試験時間を管理して、計画的に問題を解き進めていくべき!
- 試験当日は必ず時計を持参するべき!
- 過去問を時間制限なしで解いてみて、わからない問題が多ければ知識不足を補おう!
- 試験当日までの健康管理は超大切!
以上!