ネットワークスペシャリスト 過去問 解説【平成28年 午後1 問1 設問3】
ネットワークスペシャリスト平成28年度の過去問の解説をしております。
本記事では、平成28年度 午後1 問1 設問3の解説をしております。
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(1) 解説
出典:「平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅰ 問1 p5」
下線部⑤で、送信元ドメインが得られるSMTPプロトコルのコマンドを問われています。
答えは「MAIL FROM」です。
SMTP通信のコマンドはぜひ覚えてましょう!
下記の図の②で送信側のメールサーバが宛先のメールサーバへ、
MAIL FROMコマンドで送信元ドメインを伝えていることがわかりますね!
(2) 解説
「SPFレコードと照合される情報」を20字以内に端的に答える問題です。
SPFレコードと何かを比較することで確認をします。
本文中のマーカーした部分がヒントです。
出典:「平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅰ 問1 p5」
「SPF(Sender Policy Framework)とは、送信メールサーバの正当性を、受信メールサーバ側で確認する方式」との記載があります。
つまり、送信してきたメールサーバが正しいのかを、受信するメールサーバで確認することです。送信元の認証です。シンプルですね。
さあ問題文に立ち戻りましょう!
受信側のメールサーバが送信側DNSにSPFレコードを名前解決します。
その応答で知り得たIPアドレスと送信元のメールサーバのIPアドレスを照合します。
適しているものは通信を許可、それ以外は拒否します。
よって、答えは送信元のメールサーバのIPアドレスとなります。
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