ネットワークスペシャリスト 過去問 解説【平成28年 午後1 問1 設問1】
ネットワークスペシャリスト平成28年度の過去問の解説をしております。
本記事では、平成28年度 午後1 問1 設問1の解説をしております。
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設問1 解説
空欄ア 解説
長ったらしい文章を読みだす前に、問題で問われていることを確認しましょう!
その上で、いきなり空欄アを探して、それを含む文章を読み込みます。
出典:「平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅰ 問1 p3」
空欄アは知識問題です!
答えはMX(Mail eXchanger)レコードです。
MXレコードとは、転送先メールサーバのホスト名をFQDNでDNSに登録したレコード情報です。要は、宛先ドメイン当てのメールを管理するメールサーバのお名前のことです。
MXレコードはFQDNで登録しているので、そのFQDNに対応するAレコードも登録する必要があります。なぜなら、送信側のメールサーバは応答でもらったFQDNを名前解決するからです。そこで、ようやく送信側のメールサーバは宛先のメールサーバのIPアドレスを知ります。
空欄イ 解説
出典:「平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅰ 問1 p3」
この問題は文脈から読み解く問題です。
外部からA社へのメールの説明文で問われていて、A社のメールサーバの名称が空欄イの答えになると予想できますね。
ここで全体のネットワーク構成を確認します。↓↓↓
出典:「平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅰ 問1 p2」
A社内(オレンジ色)をざっと見ただけで、もうメールサーバーは一台しかありませんね!
MSV3しかメールサーバーはありません。
答えはMSV3です。
空欄ウ 解説
出典:「平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅰ 問1 p4」
続いても文脈から読み解く問題です。
まず空欄ウを含む、一文を読みます。
PC→〇〇 にメールを送信しているとあるので、メールサーバーが入るのでは?と考えます。
付近の文章を読むと、B社内のメール送受信に関する内容だとわかります。
そこでB社内のネットワーク構成を確認すると、PCとルータ6しかありません。
出典:「平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅰ 問1 p2」
冒頭の説明文によると、B社はISPのQ社のインターネットサービスを利用しているとあります。B社のPCからQ社のメールサーバーを介して、外部(A社含め)とメールを行うことがわかりますね!
Q社にはメールサーバーがMSV2しかありません!
そのため、答えはMSV2になります。
空欄エ 解説
出典:「平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験(NW)午後Ⅰ 問1 p5」
答えはSMTP-AUTHです。
SMTP-AUTHとは、メール転送を行うSMTPでユーザー認証することです。
要はメールサーバー(SMTPサーバ)が、メール送信元のユーザーが意図したちゃんとした利用者かを確認することです。
コンビニが未成年者にはお酒を売りませんと掲げているのと一緒です。
20歳ですよ〜と言って身分証明書を提示することで、お酒を購入できますからね。
これは解き方どうこうよりも、「SMTP」「ユーザ認証」のキーワードから
SMTP-AUTHを思い付くかどうかなので、次回に備えて覚えましょう!
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