【不合格体験記】ラボ試験のAWS SOAに落ちる
2022年1月30日に1回目となるAWS SOAを受験し、不合格でした。AWS SOAに落ちた経験を踏まえて、これから再受験される方の参考になれば幸いです。
私自身は3回目のAWS SOA(SOA-C02)試験で合格できました。
ラボ試験は一時的に廃止中
2023年3月28日からAWS SOAの試験ラボが一時的に廃止になりました。再開される目処は不明ですが、AWS公式で再度追って通知があり次第、AWS SOA試験ラボが復活する可能性があります。
受験前の状況
受験者の経験値やスキルによって、資格の難易度や合格するために必要な勉強時間は変わります。
参考までに私の受験前の状況ですが、以下となります。
- 社会人4年目でインフラ系、特にネットワークの設計構築を担当
- AWSは1年目にEC2サーバを立てたこととRoute53を触った程度
- AWSクラウドプラクティショナーに合格済み(2020年6月)
- AWSアソシエイトに合格済み(2020年12月、2回目で合格)
- 勉強時間は平日1時間と休日2時間くらい
- 試験対策はUdemyの模擬問題集、都度AWS公式ドキュメントで調べた
AWS SOA受験結果は翌日に出た
AWS SOAの受験結果は翌日にわかりました。ちなみに、受験後にもらうレポートには結果は記載されていません。
自分の場合は土曜日の10時以降に受験して、翌日日曜日の朝4時ごろに結果を確認できる旨のメールがきてました。そこからログインしてスコアレポートを確認できます。
AWS SOA受験の結果
受験結果と試験感想をまとめます。勉強期間が長く、だらだら勉強していたのがよくなかったです。みなさんは短期的に集中して対策しましょう。
項目 | AWS SOA受験(1回目) |
---|---|
合格ボーダーライン | 720/1000 |
自身の試験スコア | 668/1000(不合格) |
問題数 | 55問+ラボ試験(2シナリオ) |
試験時間 | 180分 |
試験日 | 2022/1/30 |
難易度 | 普通(やや難) |
勉強期間 | 約6ヶ月 |
総勉強時間 | 48時間 |
勉強方法 | Udemyの問題集のみ |
試験結果は668点でした。合格点の720点だったので、約60点も足りませんでした。
出題割合別で確認すると、4つの分野で合格基準点に達していませんでした。ラボ試験の問題はいずれかの分野に含まれています。
AWS SOAの受験感想
問題の手応え
問題の手応えは以下の通りでした。そこまで難しい問題は出てこなかったものの、自信をもって答えられる問題が半分程度しかありませんでした。
特に2択までは絞れる問題、迷う問題が多くあったので知識の浅さ・爪の甘さが不合格の要因でした。試験終了後に公式ドキュメントを調べてみると、ほとんど理解できたので、各サービスの公式ドキュメントは絶対読むべきだと思いました。
28/55 | ◎(自信がある) |
20/55 | △(消去法でこれかなという自信の程度) |
7/55 | ×(わからない、全く自信がない問題) |
時間配分(ラボ試験ありの場合)
ラボ試験ありのAWS SOAの試験時間は合計で180分です。AWS SOAは選択問題(55問)とラボ試験(2シナリオ)があります。2024年現在ではラボ試験は一時的に廃止されており、試験時間は130分です。
選択問題(55問)の解答を確定させてから、ラボ試験になります。注意点としてはラボ試験に移行したら、選択問題の解答に戻ることはできません。
また、ラボ試験は2シナリオあります。そのため、1シナリオの時間配分として30分以上は確保しておきましょう。そのため、ラボ試験のためには最低でも60分以上試験時間を残しておく必要があります。
そこから逆算すると、選択問題には最低でも120分以内に終わらせることが必要です。しかし、ラボ試験ありのAWS SOAを受験した体験談から言うと、時間に余裕があるので心配無用です。
自分はラボ試験に100分近くを残しつつも、ラボ試験のシナリオ問題の2問目でエラーが出て、そのトラブルシュートで沼ってしまったのでラボ試験の時間をあればあるほど安心できるかと思います。
選択問題(55問) | 120分以内、より早く終わらせるとベスト |
ラボ試験(シナリオ1) | 30分以上は必要 |
ラボ試験(シナリオ2) | 30分以上は必要 |
重要なAWSサービス
詳細な問題内容は守秘義務があるので言えませんが、AWS SOAの試験ガイドで公表されているものに必ず目を通しておくことをおすすめします。
また、「〇〇を作成する」や「〇〇を実装する」などは実際にAWS環境で実装してみることが合格への近道だと強く感じました。
ラボ試験の感想
ラボ試験は思っているほど難しいものでもなかったので安心してください。基本的にはマネジメントコンソール上でぽちぽち押しながら進めていき、初見でも何をすべきかがわかっていれば解けます。ラボ試験のサンプル問題はAWS公式のサンプル問題で公開されているので参考にしてください。
操作方法としてはマネジメントコンソールかCLIかどちらかでシナリオ問題を実装できればよいので、特にCLIコマンドを覚える必要があるわけではありませんでした。
自分の場合は1つ目のシナリオ問題は完璧に解けましたが、2つ目のシナリオ問題はエラーで出て、それをトラブルシューティングするのに時間がかかって途中で終わってしまいました。憶測でしかありませんが、設定自体は合っていたので、そのエラーをいかに解決できるかが採点に含まれていると推測できました。
そのため、いかに普段からAWSサービスを触っているか、またそのエラーに対処できるかを試されているのでAWSサービスのハンズオンに取り組むのがおすすめです。
AWSのハンズオンにおすすめの参考書や動画コースをまとめているのでぜひ参考にしてください。
AWS SOAに役立つ情報
おすすめの勉強方法
AWS SOA試験の詳細とおすすめの勉強方法をまとめているのでぜひ参考にしてください。
おすすめの参考書・問題集
AWS SOA(SOA-C02)におすすめの参考書・問題集を別記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
難易度・勉強時間
AWS SOAの難易度と勉強時間を30個の合格体験記をもとに調べてみましたので合わせて参考にしてください。
AWS運用に役立つ本
AWSの運用管理に役立つおすすめの本・参考書をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
重要サービスまとめ
私自身AWS SOAに合格した際にインプットした重要サービスの知識をまとめているので参考にどうぞ。
まとめ
最後にまとめます。
- AWS SOAの難易度はなかなか高め
- AWS SOAの試験ガイドは必ず確認しよう
- AWSサービスのハンズオンは絶対にやっておこう
以上!